オジギソウMimosa pudica

2012.04.01 ラオスでは行く度にオジギソウを記録しているが、タイではこれが初めて。初めて見た訳ではない。

今回の取材ではBHHLに滞在している研究者の甥御さんたちが同行していたので、彼らと村の虫や植物をいっしょに探して楽しんだのであるが、オジギソウの触れると葉をたたんで葉柄を下ろす反応も一緒に見たが、その場面を現す記録はない。過去にも同様な楽しみ方をしてきているのだが、そういった人が入ったものは仕事の記録として納品してしまうので手許に残らないか、残していても個人のサイトではまず使用できない。

前置きが長くなったが、ここにUPしたオジギソウは4月1日、村を出てチェンライ市内に戻る途中のレストラン脇の空き地で撮影したもの。見つけていても必ずしもカメラに収められないのは世の常。

 ◆資料:過去のオジギソウの記録

マメ科 オジギソウ属 南アメリカ原産 多年草

2006.08 ラオス、ビエンチャン市内

2006.08 ラオス、ビエンチャン市内

2011.08 ラオス、ビエンチャン郊外

 ◆2012.10月チェンライ市内の記録

2012.10月のオジギソウでは様々な形を見ることが出来た。上段に記したように、背が高くなること。直上の地面に近いところの葉が紅葉している様もいいが、紅葉している1枚の葉がその2段上の写真に見られる様に姿を変えている。この大きさを変えた葉に触れ休眠反応をチェックしたところ、小さい葉より反応が遅いがそれでもゆっくりと葉をとじ茎からも垂れ下がる様子を見た。この反応はアメリカでも確かめて、同じように反応することを確認して、同じ種または近い種であるという認識が得られた。

今回は種子の様子も撮影した。まだ熟していないので莢から外して種を見ることはできなかった。

2012.10月16日 チェンライ市内のホテル近くの草むら。これまでオジギソウは背の低い、地面に這うように成長するものと思い込んでいたが、この直前に行ったミシシッピー川岸で撮影したオジギソウとここで撮影したオジギソウの2mを越すような姿を見て、まったく異なる種ではないかと疑いたくなるほど、これまでの認識を覆された。

 ◆2012.09 関連資料

2012.09.30 メンフィス、ミシシッピー川岸で撮影したハイクサネム/ギンネム。花が白い。

撮影場所はミシシッピー川の輸送船の船着き場だったところで吹きさらしで高い木等がなかったので、背を高く伸ばそうにも風で倒されていた状態。もし立っていたら、チェンライで撮影したものと同様2mは越す高さになっていたと思われる。

上で説明しているが、このギンネムも休眠反応を起こすのを確認した。

 ◆2012年4月 タイ、WPP市内

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