長生蘭ヘゴ着けの開花

 ヘゴ着けしたものは植え替え、株分けが効かない。できなくはないのだが、当方はヘゴから剥がして分割するよりもヘゴごと割ってしまう方法を採る。ヘゴに着ける段階で大作りにすることを目論んでいるので、余程のことがないと小分けはしない。

 株が大きくなりヘゴからはみ出るようになった時には、ヘゴのまま、それより一回りか二回りおおきなヘゴを当てて固定する。この時、ぴったり重ねてしまうのではなく、割り箸の厚み分くらいの隙間ができるようにして、ヘゴとヘゴの間に空気・水が通るようにします。当方の場合は腐りにくく長持ちするので竹の割り箸を使う。

 前後してしまうが、ヘゴは繊維の向きが縦になるよう使う。水が流れやすくなる=新しい空気が供給される。従って割り箸を間に挟むときも縦方向に挟む。


 手をかければ手をかけただけきれいな花で応えてくれるのはセッコク・花だけではない。

 好きなものに出会い、それと対話をするのが私の楽しみであるし、生き甲斐のように思う。