Megaskepasma erythrochlamys
2012.10月 BHHL。この花も今回初めてお目にかかったもの。先の「プセウドランセマム」と同様強く印象に残っているもののひとつ。「プセウドランセマム」とほぼ同じ場所に混在混生しているように生えていて、株の根元はちょっと小川が増水すると根が洗われるような斜面にへばりついていた。
この花を撮影した当初から「レッドジンジャー」に似ているが別物であると推測していた。まず葉がアジサイのようであるし、花も作りが違う。では何なのかと帰国した後2ヶ月もしてようやくブラジリアン・レッド・クロークという種に辿り着いた。
でも、中米(ベネズエラ)原産の種がなぜこんなタイの山奥に生えているのか不思議。それをまた、なぜ日本人の年寄りが撮影しているのかも不思議と云えば不思議。
この村にはもっと色々な不思議が詰まっているようだ。
◆資料: 撮影記録
キツネノマゴ科 メガスケパスマ属 中米原産 常緑低木
2012.10 ほぼ同じ場所にあった「プセウドランセマム」。これもキツネノマゴ科
メガスケパスマ(ブラジリアン・レッド・クローク)
ブラジリアンレッドクローク_1308HHL /2013.08 HHL
( Youtube動画再生 01’07)
2013.08 HHL。 前年と同じ場所にあった、というか他の場所では見つからなかった。前年より2ヶ月早かったからなのか、花の数はほんの数える程だった。
ブラジリアンレッド1_1408HHL
( Youtube動画再生 01’03)
ブラジリアンレッド2_1408HHL
( Youtube動画再生 00’30)
2014.08 HHL。 これはニウェさんの家の前の、川岸の植え込みで開花していたブラジリアン・レッドクローク。上掲の1年前の記録ではここの植え込みについて一言も触れていない。ということは、1年前辺に南の沢入り口に生えていたものを、ニウェさんの家の前に移植したのかも知れない。そうであれば、1年前の「花が少ない」というのも頷ける。
そもそも、この花は昔からHHLやその周辺にあったものではない。市内の植物園から持ち込まれたものという話を聞いたことがあるので、はじめは庭先で育て、上手く行かなかったときには自然の中で養生させ、そこで馴化されたものをまた庭先にという移動が推測できる。
ブラジリアンレッドクローク04_1702BMHH
( Youtube動画再生 01’45)
ブラジリアンレッドクローク05_1702BMHH
( Youtube動画再生 01’21)
youtube動画に附した説明
ブラジリアン04_1702BMHH
ブラジリアン05_1702BMHH
ブラジリアン・レッドクローク
GONGOVA=Grassroots Overseas NGO Volunteer Activity Programme
yasou.jp,GONGOVA 2017,BMHH,国際協力研修,自然環境資料
BMHH =Ban Mai Huai Hia, Chom Thong, Chiang Mai, Thailand
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