長生蘭植え替え(水苔)

 セッコクの植え込み材としては水苔が一般的だが、水苔は1年に1回または2年に1回取り替えなくてはならないことから手間がかかる。そこで軽石植えにしたり、赤玉土で植える人もいる。また、ヘゴに着生させて育てることもあるが、ヘゴの場合は植え替えができないと考えた方がいいかも知れない。

 買ってきた水苔をたっぷりの水につけて水分を含ませる。当方は丸2日水に戻した後、一旦水切りをして新しい水で洗い汚れやゴミを除き、さらに1日くらいきれいな水に浸し、それをゆるく絞ったものを用意する。

 次に、ゆるく絞った水苔をばらして1本づつにし、3段階ぐらいの長さに分類しておく。最近では選り分けられたというか、長い水苔だけを高級品として販売しているが、セッコク用には長過ぎて半分に切らなくてはならなかったことがあり、面倒くさくても自分で選り分けた方が無難。