長生蘭植え替え(用土)

 水苔を説明したのでついでに春蘭やエビネ、シンビジウムなど地生ランの植え込みに使う用土に触れておく。セッコクでも大株になって大きめの植木鉢を利用する時には鉢底の方には鉢かけや発泡スチロール、軽石などを利用する。

 当方がシンビジウムなどの植え込みに使用するのは植木鉢の底の方から順に鉢かけ、発砲スチロール、軽石大・中・小である。写真には赤玉土や鹿沼土、桐生砂などを表示しているがほとんど軽石のみ。植え込んだ後最後の化粧用には水苔を被せる。鉢の中は水はけ良く、表面は乾きすぎないように水苔で保湿するという戦略。

 発泡スチロールは経済的な面もあるが、ベランダでの栽培や、花の時期室内で楽しもうとする時の植木鉢の重量を軽くするためもある。あまり鉢が軽いと植物体を支えられないということもあるが、水を吸った用土は結構な重さとなるので、ベランダの強度との兼ね合いだと思う。