エリア・パンネア(鶏の足)/Eria pannea

ラン科 エリア属

 ◆2015年8月 タイ、HHL/チェンライ 白カレン族の村

 Youtube の解説欄の記述を流用。

南尾根筋で梢近くに小さなランを沢山纏った大きな木を見つけた。ビデオを拡大しても逆光の所為もあって良くわからない。そこでその木の根方を丹念に探しまわったところ、上から落ちたと思われる小さな株を見つけてしまった。一つ見つけられるとその後は簡単、結構沢山落ちていた。それをビニール袋に入れて村に持ち帰り、川岸にある村人の洗濯場脇の木に又釘で固定した。活着するかどうか、花を見せてくれるかどうかこれからのお楽しみ。

ちなみに日本に持ち帰れるかどうかだが、色々な条件をクリアーして持ち帰ったとしても所沢では育たない。枯らすだけ。当方は贅沢なことに村に行くことができるので、村に置いて観察する方が正当。


 ここからはYoutubeには書いていないこと。山からこのランを持ち帰って、村の長老の一人に見せた所、即座に「これはニワトリの足というランだよ」と自分の指を3本開いてニワトリの足の指の形を示してくれた。

 机上の知識の受け売りや継承ではなく、自分たちの生活の中で身に付けた知識。そんなことを強く感じた。

タイ_エリア・パンネア1a_1508HHL/南尾根

( Youtube動画再生  01’16)

 ◆上段は2015年8月タイ HHL、2016年2月タイ BMK以降の記録は下段に追記
 ◆2016年2月 タイ、BMK/チェンマイ県北西部 白カレン族の村

タイ_エリア・パンネア2_1602BMK

( Youtube動画再生  01’33)

タイ_エリア・パンネア3_1602BMK

( Youtube動画再生  01’48)

 Youtube の解説欄の記述を流用。

タイ_エリア・パンネア2_1602BMK

Eria.pannea/エリア・パンネア

BMK=Ban Mae Khrai、タイ チェンマイ県北西部白カレン族の村

2016年2月BMKで撮影。


2015年8月HHLの南尾根で撮影した「ニワトリの足のラン」の着生状態を撮影した­。というのは、HHLで撮影したのは大きな木の梢に着生しているのを見て、地面に落ちているものがないのか探し撮影したもの。落下ランとでもいう状態の姿だった。BMKは切り倒された木に着生していたもので、これも正確には自然の状態とは言い難いが、少しは生育状態に近い状態を見てもらえる。

更に、種名を探す手立てとなった花を撮影できた事がうれしい。蕾の段階から白い産毛を纏っていて、その産毛を付けたまま開花している。指先と一緒に写っているカットで大きさと云うか小ささが分かると思うが10mm程度である。従って村の人の評価・採集の対象とはならず、このまま放置すればいづれ消滅してしまうのではないか。

ということで、これも採取して村に持ち帰り、村の庭の木の幹に移植してきた。全部を生かすのは無理、BMKの山にはこんなランが自生していたという記録・サンプルに過ぎない。

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