東沢下り口の着生ラン

ラン科

 ◆2015年8月 タイ、HHL/チェンライ 白カレン族の村

村の東の水田地域に向かう林道の下り口に生えている木に着いていた。このランの葉はデンドロの葉とは異なるので、今まで気がつかなかったのが不思議なくらい、この木の前を何度も行き来していた。道路の反対側にフトキンカメムシの着いている木があるので、そちらに気を取られて見逃していたのだろう。

 この村の人たちは普段の生活・生き方の中で自然を大切にしている。ランが木の梢から落ちているのを見つけると、ランが育ちやすい木の殳や着生シダの根方に置いておくなど当たり前にやっている。つまり、焼き畑やタケノコ採りに行って見つけたこのランを、この木の殳に比較的に新しく存在させたのかも知れない。

 なんという種に属するランなのだろうか。村の人は当たり前に派手な大きな花が好きなようだ。だからこんな地味な花はわざわざ家の周りに生やすなんてことはしない。

 当方が育てたことのあるランで考えると、オサランやミヤマムギランに似ている。

 それにしても下手なカメラだ。3台の数だけのカメラで考えうる知識を総動員して30分以上頑張ったのがこの結果。もう二度と会えないかも知れないのに、ちょっと----すごくもったいない。

タイ・着生ラン2n1_1508HHL/東沢下り口

( Youtube動画再生  01’16)

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