キツネノカミソリLycoris sanguinea

このキツネノカミソリは日本の野草だと思っていたので、HHLでお目にかかるとは以外だった。当方が訪問した3月下旬というのが、この花の開花を見る絶好のタイミングであったのだろう。いくらか乾き気味(乾季のせい?)の斜面のところどころに数10株が固まって花茎を伸ばし開花していた。ヒガンバナ科の特徴の一つ、葉はなくて球根から直接花茎を延ばし花をつける。

日本では人工的に管理された(栽培された)キツネノカミソリを見ることが多いので、ほとんどの場合花は自分より低い位置にあり、茎の表情は見えないか興味の対象にならなかったが、今回自然の状態で、見上げる位置に群生していたので否が応でも茎に目が行った。写真で見てしまうと味も素っ気もないのだが、現地で見たとき、茎はセルリアンブルーに輝いていた。

資料に載せた日本のキツネノカミソリは撮影場所がわからない。

 ◆資料: 日本のキツネノカミソリ

ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 日本、朝鮮半島原産 多年草球根

1998.07 日本のキツネノカミソリ、撮影場所不明

2002.08 日本のキツネノカミソリ、撮影場所不明

◆2012.03 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村
◆上段は2012年3月の記録、2010年8月へのリンク、2013年2月の記録は下段に掲載
◆2013.03.11 タイ ウィアンパーパオ警察署前

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