ネッタイタマヤスデ/Sphaerotheriidae 

2012.03.30 HHL   このダンゴムシは、山の産物を村に運び下ろすために、バイクが通れる道を作るというボランティア活動の中で、倒れて朽ちかかった木を取り除いたところから出てきた。当方が見せてもらった時点で既に写真のように丸くなっていた。村に残っている子どもたちに見せてあげようと山から袋に入れて持ち帰って撮影した。

大きさは?この丸まった状態の大きさは20〜25mm。身体を延ばして歩く姿を撮影したかったが、当方が見ている間は丸まったままであった。

帰国してから調べると、これはダンゴムシではなくネッタイタマヤスデという種であることがわかった。が専門家でない限りダンゴムシの大きいやつの方が認識しやすいだろう。

ネッタイタマヤスデ目 ネッタイタマヤスデ科

 ◆上段は2012年3月 HHL、2012年10月以降の記録は下段に表示
 ◆2012.10 HHL、村の果樹に動いているのを見つけた

ネッタイタマヤスデ1 1210Thai / 2012.10 HHL

( Youtube動画再生  00’09)

2012.03(上段)に見つけ撮影したものはどれも丸くなっていて、少し手荒に触っても揺らしても体を展くところが見られなかったので、何とか展いたところが見たいと思っていた。

そして、10月の取材の時、3月のときと同じように林道の拡張作業中に丸くなったものをいくつか見つけたので、今度こそ展いた姿を撮影するぞと密かに念じていたところ、ついに村の川筋に植えられた果樹の枝にいるところを発見。動画は10秒のみ。

でもなんとか記録することが出来たのでひとまずはこれで良しとしなくては。欲を言っていたら切りがない。

でも3月のより小さいようだ。

 ◆2012年3月 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村

ネッタイタマヤスデ_1308Thai/2013.08 HHL

( Youtube動画再生  01’53)

 ◆2013年8月 タイ、HHL/チェンライ 白カレン族の村の記録

2013.08 HHL 村の南の沢筋の草むらで見つけて撮影した。今回は身体を展開するまで気長に待って撮影した。編集で途中を摘んで短縮している。映像にも現れているようにかなり音などに敏感に反応して防御の姿勢/丸くなる。

ネッタイタマヤスデ1_1408HHL

( Youtube動画再生  04’18)

 ◆2014年8月 タイ、HHL/チェンライ 白カレン族の村の記録

ネッタイタマヤスデ2_1408HHL

( Youtube動画再生  02’11)

ネッタイタマヤスデ3_1408HHL

( Youtube動画再生  03’17)

ネッタイタマヤスデ4_1408HHL

( Youtube動画再生  00’55)

2014.08 HHL 村の南の尾根に登る林道の脇を歩いているタマヤスデを見つけた。これまでより遥かに撮影条件が良かったからか、タマヤスデを警戒させないようカメラを構えられたことが幸運だった。アップした顔を見ているとそのままゆるキャラ。

 ◆2015年8月 タイ、HHL/チェンライ 白カレン族の村の記録

ネッタイタマヤスデ07_1508HHL

( Youtube動画再生  03’09)