ルアンパバン 寺院の壁面意匠

 ワット・シェントーン全体の紹介は都市の点景に譲るとして、ここでは急ぎ旅ではつい見逃してしまいそうなパーツをピックアップしたい。といいながら当方が紹介したいのは下のラピスラズリでモザイクされた象の壁面である。ルアンパバン観光を予定されている方、または次にルアンパバンを訪問する方はこの壁画を探してみてください。

ラオス ルアンパバン ワット・シェントーン

下段は隣の建物の外壁を彩る意匠であるが、沙羅双樹を中心にクジャクを左右対象に配置するなど型通りの感覚である。隣り同士でありながら象の壁面はバランスも秩序もおかまいなく、子供が好きなものを次々に描いて、いつの間にか出来上がったといった自由さが横溢している。きっとラオスとはこういう精神なのだろう。

四囲の外壁が薄紫色に塗り込められ、そこに青を基調としたラピスラズリで人々の生活がモザイクされている。建物の台座そのものがラピスラズリで埋め尽くされている。(K)

クアントン氏の写真をトリミング(K)

上下ともクアントン氏の写真をトリミング(K)

こちらはクアントン氏の写真(K)

2011.08.09 上下とも、ホーラーサロット(霊柩車庫)