アカカタバミ/Oxalis corniculata

バスフォードで宿泊したホテルの庭先に雑草然として生えていた。アカカタバミ/カタバミは元々日本およびアジアのものと思っていたので、当たり前のように目の前に出て来たのが不思議な気がした。最近、日本で園芸種として流通しているオキザリス(アフリカ原産)であるなら、路傍にあってもなるほどと思えたのだろうが。

翻って考えると、このアカカタバミは日本からはるばるイギリスまで生息地を求めて旅をしたのだろうか。アメリカでは日本から侵入した植物や昆虫が悪者としてがんばっているが、もしこのアカカタバミもそんな役割を演じているなら応援してあげないと。

カタバミ科 カタバミ属 多年草 

2008.05.05 ガイコツ山のアカカタバミ

 ◆参考資料
 ◆2008年8月22日 イギリス  バスフォード での記録
◆上段は2008年8月 イギリス  バスフォード での記録、2013年2月以降のタイのカタバミの記録は下段に掲載
 ◆2013年3月 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村での記録

2012.09 USA アラバマ大学構内のタチカタバミ

2013.03 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村の水田地域へのトレッキング途中で見つけた。

これまでのタイやラオスなど東南アジア取材では見つけなかったもの。最近、所沢辺で見るカタバミのほとんどが下段資料のアラバマの記録に載せた北米原産のタチカタバミに変わってしまっている。また我が家もご多聞に漏れないが庭先にはピンクの大きめの花が咲くイモカタバミが全盛である。

HHL村で見たのは古いカタバミの形(花びらが細く1弁づつが独立している)を残している。葉はどうかというと、日照の状況次第では赤くなりそうな気配でウスアカカタバミのようだ。

※2013年のタイ「植物編」のメニューからジャンプしてきた場合、元のページに戻る時にはブラウザーの戻るボタン「◀」で戻ってください。

 ◆2014年2月 タイ パユヤン村/チェンライ 白カレン族の村での記録
 ◆2015年2月 タイ WPP ウィアンパーパオ市内