キジ目 キジ科 シチメンチョウ属 

七面鳥(ターキー)/家禽

2006年8月ラオス、ナンヤン村での撮影。ラオスの動物の初めのアヒルの項で書いたが、この七面鳥はナンヤン村の象徴的な存在。2007年8月のノンヒンカオ村の象徴としてブタを挙げたが、存在感としてはこの七面鳥も引けを取らない。

ここでは鳴き声を収録するために鳴きまねをしたり口笛で誘って鳴かせているが、そんなことをしなくてもしょっちゅう大声で鳴いている。長老をはじめ村の人々にインタビューをして村の歴史や生活を語ってもらっているそばで、七面鳥がこちらにもマイクを寄越せとばかり大きな声で鳴きインタビューを中断したことも度々。村の人達は最初なんで中断するのかわかららなかったようだが、通訳のクアントン氏が笑いながら中断の理由を説明して納得。納得した後は見物している子供達に七面鳥が近づかないよう言いつけ、子供達が追い払おうとすると更に大きな声で抗議の合唱をはじめる。大笑いとなる。といった存在感なのである。

我々からすると七面鳥=クリスマスという連想を持つ人もいるかもしれない。従って、この村を訪問した人は七面鳥の料理を振舞われたのではないかと考えるかも知れない。当方が知る限り、この取材期間中そういった話は聞かなかった。肉を摂るために飼っているのか、卵を取るために飼っているのか----。ヒナを孵して売っているのか----。

2009.09 カナダ、フォート・エドモントン

Meleagris gallopavo

 ◆2006年8月 ラオス、ルアンパバン郊外 ナンヤン村 

ターキー1_2006 / 2006.08 ラオス、ナンヤン村

( Youtube動画再生  00’23)

ターキー2_2006 / 2006.08 ラオス、ナンヤン村

( Youtube動画再生  00’36)

 ◆参考資料 

2009.09 カナダ、フォート・エドモントン