Hemigraphis alternata.
ヘミグラフィス・アルテルナータ/ 英名:Metal- leaf
これはメーホーソンで宿泊したホテルの芝刈り機で短く刈り込まれた庭で見つけて撮影したもの。花の形や色はの本のキランソウに似ていなくもないが、シソ科の花の形ではない。葉の紫色がキランソウと良く似ているので、全体の雰囲気的にはキランソウ?といっても許してもらえるかも知れない。しかしキランソウではない。
2004.08.23 タイ メーホーソン・ホテル庭
2004.08.23 タイ メーホーソン・ホテル庭
2012.10.11 前日タイに入国しチェンライ市内で1泊、午前10時にはメーファールアン大学の先生方や学生さんたちと合流して白カレン族の村に行くという、ほんのつかの間のひとときを惜しんでホテル周辺の野草や昆虫を探して歩く。10月半ばを過ぎてもチェンライは陽が昇れば気温がどんどん高くなるので一汗も二汗もかくことになるがそれがチェンライ散策の醍醐味。今回はお陰でこれまで懸案だった種の追加画像と種名に行き着いた。
この草はホテルからそう離れていない工場の入り口、守衛室のような小屋の前に群れていた。この日に撮影した一番上の方の写真には芝生の草のような長い葉の先が引きむしられたような跡が残っているが、工場の入り口前ということで、定期的に芝刈りなどが行われているようだ。2004年のメーホンソンのホテルで撮影したときも、ホテルの芝刈りにあいながらそれでもたくましく花芽を伸ばし咲いているのを見つけたものであった。花や虫たちとの出会いはそういったアクシデントを越えたというか免れたところで実現する。この草も偶然がもたらした幸運。
2012.02.02記: ヘミグラフィス・アルテルナータ(キツネノマゴ科)と思われる。
キツネノマゴ科 ヒロハサギゴケ属 インド、ジャワ島原産 常緑多年草
2012.10 タイ植物 Top へ
2004.08 タイ植物 Top へ
2013.02 タイ植物 Top へ
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2013.02.22 タイ チェンライ市内 定宿にしているホテルのプールサイドの植え込みに咲いているのを見つけ撮影した。
ホテルの近くの工場の入り口のこの花の繁殖していた場所は、枯れて見えなくなっているのか、刈り込まれて跡形もないのか見つけられなかったので、プールサイドで見つけたときは少しほっとした。
いつまでもあると思うな親と金、いつまでもいると思うな虫と花である。
ヘミグラフィス_2004 / 2004.08 ホエチャンレク村(メーホンソン)
( Youtube動画再生 00’50)
3年半振りになるのか、この花を見るのは久しぶりで、また最後の方に見たのはいつもチェンライのホテルの庭やホテル裏の工場の入り口だったりしたことから、BMHHのような山奥の村で見るとは考えもしなかった。また、今回撮影したような葉を閉じた姿も初めて見るものだった。この葉を閉じた様子はキツネノマゴの仲間のジャステシアと共通したものなので、そこまでイメージが集約できればあとはヘミグラフィスに辿り着くまで割と容易だったようだ。
この花を撮影する時、地面に腹這いになってカメラを近づけたのだがなかなかピントが合わず苦労した。