ヤツデアサガオ

このヤツデアサガオを撮影した場所は、アラバマの昆虫編に収録した「アシビロカメムシa」や「グリーンアノール」をはじめに見つけた場所である。

2011年2月に沖縄でモミジバアサガオを撮影した後、ラオスやタイでも同種のモミジバアサガオを撮影していたので、アメリカにも進出しているのかとアラバマ大学での自由時間が得られた真っ先にこのアサガオを見つけた花壇に戻って撮影をはじめた。

若い学生たちがたくさんいるところで大きな三脚を抱えた外人のオジさんが何をはじめるのか注目を集める中、学生たちに目もくれず花や虫を撮っているのはいかにも不自然な光景であるのだが、そのお陰でいろいろな花や虫と出会えているのだから、当人にとっては至福の時間。

はじめはモミジバアサガオと思いながら撮影していたが、どうしても葉の形が違うような気がして、葉の形に注目して撮影したのが下の3枚の写真(実際にはもっと撮影している)。

花については自由時間前に見た時にはもっと花が開いていたと思っていたが、いざ撮影しようと思ったときには花びらの先が縮まってきてしまった。それでもできるだけ開いているものを探して撮影したのが中段の写真である。

モミジバアサガオの原産地は北アフリカでヤツデアサガオは熱帯アジア。ということはいづれにしてもアラバマでは外来の植物ということになり、園芸種として植栽されていたのかも知れない。

10数年前にアラバマ大学に取材できた時にも4〜5種の野生のアサガオを観察し撮影もした筈であるが、どこを探してもその記録が見つからない。10年前と現在を比較できれば面白い資料になったのにちょっと残念。

ヒルガオ科 サツマイモ属 熱帯アジア原産 一年草

Ipomoea digitata

このページにUPする写真はすべて 2012.09.26 アラバマ大学キャンパス内で撮影したもの。

このページにUPする写真はすべて 2012.09.26 アラバマ大学キャンパス内で撮影したもの。

 ◆参考資料 

2011.02.26 沖縄名護市のモミジバアサガオ

2012.03. タイ、チェンライ市内のモミジバアサガオ

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