上は2012.10 HHLで撮影したもの。

これまでにもタイやラオスでナナフシを見ていると思うのだが、記録としてはこれが初めての掲載のようだ。

日本のナナフシとの違いでまず気がついたのは、各脚部すべてに見られるが、特に前肢の途中からの膨らみが大きい。次に体全体が日本のものより太く寸胴だ。ネットで調べると触覚の長さに触れている記述があるが、いくつかのヒゲナガゾウムシの触覚=ヒゲに見られるように長さを自在にコントロールする種もいることから、写真やビデオに収めた時点での触覚の長さは比較の材料にはできない。

ナナフシの仲間/Diapherodes

節足動物門昆虫綱ナナフシ目に属する昆虫の総称

 ◆参考資料

2001.06.17 秩父両神のナナフシ

 ◆2012年10月 タイ、HHL/チェンライ
 ◆上段は2012年10月の記録、以降の記録は下段に追記
 ◆2016年2月 タイ、BMK/チェンマイ県北西部

ナナフシの仲間01_1602BMK

( Youtube動画再生  01’07)

 ◆2017年2月 タイ、BMHH/チェンマイ県南西部

ナナフシ03_1702BMHH

( Youtube動画再生  03’30)

ナナフシ04_1702BMHH

( Youtube動画再生  03’21)

ナナフシ05_1702BMHH

( Youtube動画再生  02’30)

youtube動画に附した説明

 「ナナフシ03_1702BMHH」

村の子どもがびっくりする程大きなナナフシを見せにきてくれた。熱帯アジアの生き物の映像の中にこのような大きなナナフシが紹介されたのを見てはいたが、実際に触れてみるとその感動というか感激は一入。

この時も注意はしていたのだがチョッと油断してしがみつかれてしまい、そのしがみつかれた手の甲から2カ所程血が出てきた。

寄生虫や感染症の媒介などの危険は少ないものの、撮影後にはアルコールで傷口を消毒した。大きな昆虫に触れる時は喜びと一緒に油断すれば痛みも伴う。


 「ナナフシ04_G1702BMHH」

村の子どもがびっくりする程大きなナナフシを見せにきてくれた。熱帯アジアの生き物の映像の中にこのような大きなナナフシが紹介されたのを見てはいたが、実際に触れてみるとその感動というか感激は一入。

写っているのは大分県日田市の聖陵 岩里病院の山田 隆史医師。岩里病院は毎回GONGOVAの参加メンバーの健康管理のサポートに、ボランティアの一環として医師を派遣して下さる大変貴重な病院であり先生方である。


 「ナナフシ05_1702BMHH」

この映像はビデオカメラではなくデジカメの動画。時によってはビデオよりデジカメの方が接写が効くこともあり、これもその一つかも。

このナナフシは凡そ40cm強、真ん中の右脚が欠損していた。頭部のすぐ脇に添えられた前脚のギザギザはまるでノコギリのようである。背中側は硬く、腹側は多少柔らかい感じ。ほとんど木の棒を持っているのと変わらない。

撮影後は宿舎に植栽されていたデュランタの梢に放した。これだけ大きければ野鳥に喰われることはないだろう。


GONGOVA=Grassroots Overseas NGO Volunteer Activity Programme

GONGOVA HP   http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~19731706/index.html

GONGOVA 2017,BMHH / タイ国、チェンマイ県南西部 白カレン族居住山村

BMHH=Ban Mai Huay Hia, Chom Thong, Chiang Mai, Thailand

2017.02 タイ、BMHH/チェンマイ県 Photo by Mr.Y.Yamada  この写真は遠近のトリックが効いて、ナナフシは1mくらいありそう。

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