リンゴ/Malus pumila

バスフォードのホテル(B&B)の敷地内で撮影。当方の親戚にリンゴ農家もあったりしたことから、リンゴは昔から身近な存在だった。このホテルのリンゴの木は、日本で見慣れているリンゴの木の大きさからは考えられないような大木であった。幹の太さは大人2人分、樹高は10mはあり、写真の実の付き方からわかるように、剪定や摘果などの作業をやっているようには見えない。生るがままといったスタイルは少々うらやましいところがあった。

エクセター郊外の古い小さな村に行った時にも大きなリンゴの木を見た。そのときは雨が降っていたので撮影できなかったが、近くで見たらこれと同じくらいの大木だったのではなかっただろうか。

脱線して、日本でこのような生るがままができるか考えた。

当方の祖父母の土地が長野にあり、そこには杏、柿、梅、以前はクルミの木もあった。それらを放っておくと害虫の住処となって、周囲の農家の果樹や作物を荒らす元凶になりかねない。というより元凶になるといって苦情が来る。

先に、イギリスには虫がいないことを不自然なことと書いたが、そんな風土だから放ったらかしの果樹の大木ができるのだろう。うらやましくもあり、うらやましくもない。虫だって貴重な地球の仲間だ。

 ◆2008.08.21 イギリス バスフォード

バラ科 リンゴ属 中央アジア原産 樹木 

2000.10.18 青森県のリンゴ園

2011.10.19 長野県篠ノ井のリンゴ園

 ◆参考資料

2009.08 カナダ、ドラムヘラー ヒメリンゴ

2014.08 タイ、チェンライ市内市場のリンゴ