長生蘭植え替え(高芽)

 セッコクでは花芽の時期に肥料をやり過ぎたりすると、花芽が普通の植物でいう脇芽(セッコクでは高芽)になってしまう。肥料のやり過ぎばかりではなく、性質として高芽を出しやすい種もある。

 高芽を親の茎(軸)からはずす時期もあり、見つけ次第ではなく、1年置いて高芽から元気のよい根が3本以上伸びたらというのが一つの目安。成長の早い種では春に高芽が出て秋口には親の軸を越えるものもあるのでそこは適当に。

 親の軸から外す時は、両手で親軸と高芽をそれぞれやさしく摘んで、高芽の方をゆっくり動かして外す。この時、高芽の根や高芽についた新芽を傷つけないようにする。

 外した高芽は他の種と混じらないようにしておく。

 高芽を植え込むときは3本を一緒にして一鉢に植えるというのが常道だそうだ。当方も深く疑問も持たずそうしている。

 これから先は植えかえと同じ作業となる。

 ・高芽を植えた鉢のラベルには品種名だけではなく親軸から外した期日を書き込んでおくと記録が残せ、後々有効。