スミレサイシン/ Viola vaginata
スミレサイシン/ Viola vaginata
スミレ科 スミレ属 多年草 野原、林縁など
三ツ沢で当方の知っているスミレサイシンの群落はこの撮影場所のみ。三ツ沢川の中程のさかな園という釣り堀の近くで、北斜面のほとんど日が射さないところである。下の写真でわかるように小石のガレ場に落ち葉が積ったような場所で、横瀬のスミレサイシンも同じような環境に生えている。三ツ沢のこのスミレサイシンの生えている斜面の上の方でエイザンスミレが繁殖しており、三ツ沢のスミレ撮影には欠かせない場所である。
2004.05.15 東京都五日市三ツ沢
2000.04.16 東京都五日市三ツ沢
2001.04.14 東京都五日市三ツ沢
2005.04.19 東京都五日市三ツ沢
2010.04 ガイコツ山で初めてスミレサイシンらしきものを見つけた。既に花はしおれかかっていたので花から同定するのは難しく、葉の形や花の大きさから推測した。咲いていた場所を記憶に留めたので来年は瑞々しい花を撮影しよう。
2011.05.13 長野県鬼無里/日陰にはまだ残雪が沢山あったが、雪が溶けた所には色々な春野草が顔をのぞかせていた。
スミレサイシン01_2003_有倉山
( Youtube動画再生 00’41)
スミレサイシン02_2004_三ツ沢
( Youtube動画再生 00’36)
スミレサイシン03_2004_三ツ沢
( Youtube動画再生 00’34)
これまでにも大きなスミレの葉を撮影したことがあるので、ガイコツ山にスミレサイシンがあるのはわかっていた。が、開花を撮影できたのは今年が初めてだ。というのは、冬が長かったこと。例年より2〜3週間程草花のサイクルに遅延が生じた。これが一番大きな要因だが、もう一つ別の要因がある。それは、このスミレサイシンの葉を見つけたのは、昔からあるモーテルのすぐ裏で、そんなところをビデオカメラを担いだ親父がうろついたらどう思われるか。この日なんとか花を見たいと近くまで行くとそのモーテルが跡形もなく消えて更地になっていた。薄暗い日陰の場所に日が射し込み一際明るい環境に様変わりしていた。
しかし、うろついても変人には見られても変質者として通報される心配は少なくなったので、じっくりと周辺を見て回るという仰々しいこともせず上の坪を見つけ出せた。
このスミレの坪は約2坪ほどの狭い場所。これが陽が当たることによってどう変化するのか経緯を見守らないとならないだろう。
住協の宅地開発現場から10mも離れていないところで、この小さな数株を辛うじて見つけることが出来た。
スミレサイシン04_190419_県民の森
( Youtube動画再生 00’34)
スミレサイシン05_200930_森林公園
( Youtube動画再生 00’44)