カタキハナカミキリ

2009.07.19 この日のノリウツギにもツヤケシハナカミキリがたくさんいて、黒い身体で肩の部分が赤いのも数匹見つけたが、このカミキリはそれらとは顥かに異なる色であった。一応カタキハナカミキリと分類したが例によって確たる精度がある訳ではない。

デジカメによる静止画とは別に手に持った状態でビデオも撮影したが、このカミキリの当方の手から逃れようとする動きや表情?があまりに痛々しく(生々しく)写っているのでUPするのを躊躇った。

手に持って撮影することの是非を問えば、自然のままに飛んだり花粉を食べているところを撮影するに超したことはない。しかし数が少なく動き回る種の場合では、より正確に記録するためやむなく手で掴んで----ということになる。当方としてはできるだけ傷つけないよう、ダメージにならないように気をつけてはいるのだが、それは体のいい自己欺瞞であり、捕まえられた虫達にとってみれば、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされている訳だから、自らの肢を犠牲にしても逃れるために必死になる。

 ◆2009.07.19 芦ケ久保 県民の森