オオヘリカメムシ /Molipteryx fuliginosa
村滞在最後の日に、村の換金産業の一つである野性ミツバチの養蜂箱を設置する木(最下段の木)というのを案内していただいた。村の中心からせいぜい15分程のところはもう自然味あふれた亜熱帯の森の入り口である。記録班としてミツバチの木の撮影も疎かにはできないが、なんでこんな素晴しいフィールドが村のすぐ近くにあることに気がつかなかったのだろう。最終日それも、村を立つまでのスケジュールがたくさん詰まっていて、ほとんど虫を探している時間がないというのに。と俄に焦りはじめて、ふと足下を見回したところにこの2004年にも見つけたオオヘリカメムシがいた。
はやくこの森のことに気がついていればもっと多くの昆虫との出会いがあったといまだに残念な気がしてならない。
また次の機会というのが大変難しいというのがわかっているからこそ、現地での時間がこの上なく貴重なのだ。
2010.08.16 タイ 白カレン族村
2010.08.16 タイ 白カレン族村
2010.08.16 タイ 白カレン族村
2010.08.16 タイ 白カレン族村
村のミツバチの巣箱を設置する木。樹高は約10m程。乾季、幹に釘のように打たれた竹の棒を頼りに最上部に近い横に張り出した枝に、直径60cm,長さ1m程の木の筒を運び上げ、そこに営巣させ蜂蜜を収穫するということだ。当方がもっと若ければ、きっとよじ登りたいという誘惑と戦っただろうが、この歳になると想像して楽しんで終わり。
カメムシ目 カメムシ亜科 ヘリカメムシ科
オオヘリカメムシ 1010Thai/HHL/チェンライ
( Youtube動画再生 01’03)
オオヘリカメムシ幼虫?01_1608MHH
( Youtube動画再生 00’29)
オオヘリカメムシ幼虫?01_1608MHH
GONGOVA=Grassroots Overseas NGO Volunteer Activity Programme
MHH / タイ国、チェンマイ県南西部 白カレン族居住山村
日本のオオヘリカメムシ 幼虫 2003.09
日本のオオヘリカメムシ 2009.06 県民の森