2010.08.17 チェンライ 市内

ショウガ科 コスツス属 インド、東南アジア原産

ホザキアヤメ/コスツス・スペキオツス

 シソ科1と同じ事務所の植え込みに咲いていた。2004年に赤カレン族の村や、その水源に行く途中の森の中で見つけたのが初めの出会い。2007年ラオス、パクセーの村の帰りに寄った滝の近くの公園で見つけたのが2度目。今回もこの出会いを求めていたのだが残念ながら村では見つけられなかった。

 2004年夏、リス族の村に行ったとき同行した現地タイの警察官であり、学習院大学のタイでの活動を第1回目からサポートしているスリン氏が今回も村でご一緒した。リス族の村に行った時、スリン氏がこれとは別のショウガ科の野草の苗を見つけては採集していた。きっと彼の家にはたくさんのショウガ科の花があるのだろうと想像している。しかし、そのスリン氏も今回の村では採集している様子が見られなかったので、きっと森の奥にでも入り込まないとないのかも知れない。

 と、今回は半ばこの花との出会いを諦めていたとき市内で、自然のものとはいえないが大雪に育てられているのを見つけた。恥ずかしながら、これも何枚も撮影したのにかろうじて見られるのはこの1枚のみ。

 自然の状態の、いかにも熱帯雨林の野草然とした姿は2004年の記録をご覧ください。


※2013年10月記:種名記載

Costus speciosus