カナダ  アルバータ州

Drumheller/ドラムヘラー

エドモントン空港近くのキャンピングカー会社で新車のキャンピングカーを借りて、途中市内でキャンピング用品や食料など買い込んで、いよいよドラムヘラー経由カナディアンロッキーを巡るキャンピングカーでの周遊が始まった日、ドラムヘラーに向い始めたばかりの車窓から撮影した雲。空気が澄んでいるのだろう、遥か遠くの雲まで見渡せた。

2009.08.18 エドモントン⇒ドラムヘラー

2009.08.18 エドモントン⇒ドラムヘラー

2009.08.19 ドラムヘラー/ホースシューキャニオン

2009.08.19 ドラムヘラー

ドラムヘラー周辺の地形は水平に幾重にも積み重なった石灰岩層の露出した横縞模様が特徴。左の写真はホースシューキャニオンと呼ばれる、細い川(レッド・ディア川)が気の遠くなるような時間をかけて作り出した谷。谷の深さは精々100m程度であるが、対岸?までは優に2kmは越えている。こういった地形/地質の中から発見された化石がロイヤルティレル古生物博物館に並んでいた。

2009.08.19 ドラムヘラー/フードゥーズ

2009.08.19 ドラムヘラー /フードゥーズ

ドラムヘラーの地形の最も特異なHoodoos/フードゥーズと呼ばれる風雨で削り取られた石柱のある景観。石柱そのものの高さは4〜5m程度であるが1平方kmほどの地域に何本も立っていて見飽きない。


ドラムヘラー一帯の地質をバッドランド(badland:悪地/役に立たない土地)と呼ぶが、日本の六甲山の一部にもバッドランド地形と呼ぶ場所があり、そこはドラムヘラーの石灰岩質と異なり、火成岩の代表とも言うべき花崗岩/御影石が高圧による熱でボロボロになった地質・地形ということだった。阪神淡路の地震の傷跡を辿り、六甲山をヘリで上空から撮影した時に地質学者に説明していただいたのであるが、同じ地質用語であるバッドランド(badland)という名称が与えられながら、まるで地質や地形の表情が異なることに学術的なもろさ・危うさを感じた。