杉林
杉林
タイの熱帯季節林に何度も行き、そこで生きる山岳少数民族の森林哲学を聞きかじってくると、日本の杉林が何か病に冒されているように見える。本来、杉は財を生み出す為に植えられたのが、国内産木材の価格下落などによって、財産としての価値を失いつつあるようだ。過去には、苗木から間伐を繰り返し、より高価値の材木を生産してきた山なのに
黒く写っている部分も杉、陽にあたり白っぽく見える部分もすぎ、下段の杉林を抜け出たところから見下ろしている塩梅。当方は花粉に冒されていないから無頓着でいられるが、樹木・杉のページに載せたように、既にここの杉は枝先に赤い花粉塊をたくさんつけていた。上の写真の手前の赤いのはドウダンツツジ。