アカネ科 コーヒーノキ属 栽培種

コーヒーノキCoffea arabica L.(アラビカ種)

2007.08.06 ラオス ノンヒンカオ村/パクセー、パクセー郊外のノンヒンカオ村は主な商品作物としてコーヒー栽培を行っており、ラオスの中では割合に豊かな村であった。といっても一家の年収200〜300ドル程度であり、日本とは比べものにならない所得である。コーヒーというと中南米と相場が決まっているが実は日本に輸入される50%以上が東南アジア、ベトナム、ラオス、カンボジアで生産されたものであることはあまり知られていない。赤くなった実も撮影したはずだがここには青い実しかない。

 この殻を取る作業は自家消費のためではなく、一手間掛けて出荷コストを上げる(維持する)ための重要なものであることを後日国際ヴォランティア学会の先生からコーヒーのフェアトレードのお話をお聞きし思い至った。(注1)

 映像中で通訳が説明しているが、この臼で脱皮させた状態は白い豆。これを煎って挽いて味わう。ラオスのコーヒーは最高!。

2007.08.06  ノンヒンカオ村 未熟なコーヒー豆

 ◆2007.08 ラオス  ノンヒンカオ村/パクセー

2007.08.06 ノンヒンカオ村 未熟なコーヒー豆

2007.08.06  ノンヒンカオ村 コーヒーノキ

※この写真はクアントン氏の撮影したものです。

2007.08.06  ノンヒンカオ村 コーヒーノキ

 ◆注1 参考資料

 放送大学「国際ボランティア学への招待」 http://ivs.code.ouj.ac.jp

 ◆上段は2006年8月ラオス、2013年8月タイの記録以降は下段に追記
 ◆2013.08 タイ  HHL/チェンライ 白カレン族の村

 2013.08 HHL 白カレン族の村。南の沢を数100m進んだ辺りから林道の両脇に数カ所コーヒー苗が植樹されたところに出る。HHLにはGONGOVA以外にも多くの国際ボランティアのグループの活動や研修を受け入れていて、このコーヒー植樹もその一つの現れ。上記放送大学の番組中、東チモールのコーヒーのフェアトレードのお話の中に品質の良いコーヒーは直射の当たらないところでじっくり育つということをお聞きしていたので、HHLのコーヒーが植樹された場所は理に適っていると思えた。一方、この地域のお茶を一手に扱うお茶屋さんの話では、コーヒーは生産&流通システムが出来上がっていて、後発が新規参入してビジネスを行うのは大変難しいというお話もお聞きしている。

 つまり、ボランティア活動をする時にはボランティア活動する人が何を得ようとするのかが要点なのではなく、受け入れる「場」に何が必要であるかが要点なのである。

 ◆2014.08 タイ  HHL/チェンライ 白カレン族の村

コーヒー_1408HHL/西の沢

( Youtube動画再生  00’28)

 ◆2015.02 タイ  HHL/チェンライ 白カレン族の村
 ◆2015.08 タイ  PYY/チェンライ 白カレン族の村

タイ・コーヒーノキ01_1508PYY

( Youtube動画再生  00’35)

 ◆2015.08 タイ  WPP/チェンライ  ガイの店の裏庭
 ◆2016.02 タイ  BMK/チェンマイ県北西部 白カレン族の村

タイ・コーヒーノキの花03_1602BMK

( Youtube動画再生  01’24)

タイ・コーヒーノキ04_1602BMK

( Youtube動画再生  01’12)

 ◆付録」2016.03 タイ  KPH カンペンヒン村/チェンマイ県東部 

コピ・ルアク/ジャコウネコのコーヒー_1603KPH

( Youtube動画再生  02’24)

Youtube の動画に附した説明文を引用


タイ・コーヒーノキの花03_1603BMK

BMK=メークライ村/タイ、チェンマイ県北西部

前段のスライドショーは、BMKで建設した換金性果樹育苗用遮光小屋の敷地の、南に向­かって切れ落ちる縁、別データで紹介したグミの大木のすぐ近くの木である。

中盤の動画は村を離れる前日か更にその前。村の共同調理場脇に生えていて、始めはラン­の花の匂いかと、匂いに招き寄せられて近づいてみたら、匂いとともに白いきれいな花を­咲かせていた。


タイ・コーヒーノキ04_1602BMK

BMK=メークライ村/タイ、チェンマイ県北西部

前半は川岸に並木のように植樹されたコーヒーの木。後半は伐採してあまり年数の経って­いない山の斜面に植樹されたコーヒーの木。こちらはまだ苗木の域を出ない。

Youtube の動画に附した説明文を引用


ジャコウネコのコーヒー_1603KPH

KPH=カンペンヒン村/タイ、チェンマイ県東部

養蜂農業の村として訪問したが、コーヒーの栽培・生産も積極的に進めていた。ここでは­、カンペンヒン村で生産されたコーヒーを購入したいと願って、村の外れにあるコーヒー­ショップに寄ったときの一コマ。ジャコウネコの糞として排泄された未消化のコーヒー。­コーヒー通の間で「コーヒーの王様」と崇められるコピ・ルアクである。150g/5,­000バーツ=約2万円。日本では1杯1万円近くするそうだから、買って返れば商売に­なるかも知れない。

ではあるけど、当方は手が出ないし、味覚音痴には「猫に小判」以上に不似合いな嗜好。­コピ・ルアクではない、カンペンヒンで生産されたコーヒーを買った。お土産に差し上げ­た方から美味しいコーヒーだったと喜ばれた。

 ◆2016.08 タイ  BMHH/チェンマイ県南西部 白カレン族の村

コーヒーノキ02_1608MHH

( Youtube動画再生  01’12)

Youtube の動画に附した説明文を引用


コーヒーノキ/青い実02 1608MHH

GONGOVA=Grassroots Overseas NGO Volunteer Activity Programme

MHH / タイ国、チェンマイ県南西部 白カレン族居住山村

 ◆2017.02 タイ  BMHH/チェンマイ県南西部 白カレン族の村

収穫されたコーヒー02_G1702BMHH

( Youtube動画再生  00’32)

Youtube の動画に附した説明文を引用

「収穫されたコーヒー02_G1702BMHH」

BMHHでは昨夏取材した時の方がコーヒーの木に多くの実が着いていた。それから推測するとこれは一軒の収穫ではなく、数軒分の収穫をこの袋に集め出荷するところであろうと思われる。

実はこのコーヒーの真っ赤に熟した生の実は甘くて美味しい。その果肉だけを集めてジャムか何かに加工したら---と思わないでもない。こんなこと色々な人が試しているのだろうが。

GONGOVA=Grassroots Overseas NGO Volunteer Activity Programme

GONGOVA 2017,BMHH / タイ国、チェンマイ県南西部 白カレン族居住山村

BMHH=Ban Mai Huay Hia, Chom Thong, Chiang Mai, Thailand