ヨツモンヒラタツユムシ/Sanaa intermedia
2004.08.25 タイ 赤カレン族の村の野菜畑で見つけたツユムシの仲間。ツユムシの仲間であるとわかったのは帰国してからかなり時間が経ってから。正規な名称かわからないがヨツモンヒラタツユムシであるとわかったのはネットオークションのページ。以外とここで名前のわかることも多いということは、海外昆虫を売買する業者や購入者がいるということだ。賢しげに非難する気はさらさらない。昆虫に限らず、動植物でも衣装でも装身具でも国内外の珍しいものを集めたいと思うのは誰もが経験することだろう。昆虫の取引もおおかれその一つのタイプ。
さて、このツユムシを見つけたときはその大きさと派手な意匠にまず驚かされた。日本のオオカマキリならこのくらいの大きさは珍しくないしショウリョウバッタにはこれ以上大きいものがいる。でもそれらは体型が細くできていてこれほどの存在感は主張していない。この飛翔羽の色彩はどうだ。歳の所為か時代劇の道中合羽を連想してしまうのだが、藍染めの群青色と黄緑色の大きな斑点・紋とは補色対比。絶妙な取り合わせ。
この2つの動画には収まっていないが、手にしがみつかれて同行の人に取ってもらうシーンもあり、そこでは爪の痕から血が出てきたのが写っている。それも対話の一つなどと強がっていられないくらい痛かった。大きい昆虫を手にするときはご用心。
2004.08.25 タイ 赤カレン族の村
2001.08.04 日本のセスジツユムシ
バッタ目 キリギリス科
ヨツモンツユムシ1 / 2004.08 ホエチャンレク村(赤カレン族)
( Youtube動画再生 01’27)
ヨツモンツユムシ2/ 2004.08 ホエチャンレク村(赤カレン族)
( Youtube動画再生 00’44)
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