2001.09.13 ?

フサシダ科 カニクサ属

カニクサ

左の写真はどこで撮影したものか覚えていない。右の写真はつい先日このシダのページにUPする写真を撮影に伊豆行った時のものである。伊豆半島の中心部を立てに流れる狩野川沿いを車で下って行ったのだが湯が島辺りで下車して撮影を行った。当初はもっと南まで下る予定で、ヘラシダやクリハランを狙っていた。残念ながら湯が島辺りではそれらを見つけることはできなかった。また近々チャレンジすることにしよう。

カニクサは日本のどこでも当たり前に見られるシダであるが、シダの中では珍しいツルで成長する特徴がある。葉や茎を触るとざらざらしているのがわかる、また茎を持って引っ張ってみると、そう容易く千切れたりしない丈夫なツルである。

都内では赤坂のホテルの石垣にも着いているし、神宮外苑でも代々木公園でも、ちょっと注意してみればすぐ見つけられると思う。

2004年8月タイの山岳民族の村に取材で入ったが、その村でも日本のものより一回り大きなカニクサを見つけ撮影した。海外編で紹介するようにしよう。

2008.05.17 伊豆湯が島

2009.10.29 浜松

2009.06.17 徳島上勝

2009.10.29 浜松

2009.10.29 浜松

上の4点は2009年に撮影したカニクサ。右上は徳島県上勝。他の3点は浜松の友人の家の庭で撮影した。

2010.10.23記:下段の3枚の写真は小手指操車場近くの畑の脇を流れる細い用水縁で撮影したもの。栄養葉、胞子葉の違いに気をつけて撮影したので、少しは違いがわかりやすくなったと思う。

2010.10.23 小手指 カニクサ細かく切れ目の入った胞子葉と栄養葉が1つの蔓から出ている

2010.10.23 小手指 細かく切れ目の入った胞子葉

2010.10.23 小手指 中央とその下が栄養葉。2つのタイプ(成長の過程かも)が見える。

 ◆参考資料

ラオス、タイのカニクサに似たシダにリンク

 ◆2019.08.29 ガイコツ山
 ◆2009年までの記録
 ◆2010.10.23 小手指 砂川堀