ウラボシ科 ヒトツバ属
ヒトツバ
上段の写真に写っているヒトツバは1990年頃八丈島に行った時、宿泊した民宿の近くの民家で、庭のナツメヤシの幹に絡み付いていたヒトツバを剥がしているのを見つけ、捨てられようとしていたヒトツバをもらって持ち帰ったもの。既に30年近く経っているが年によって好不調はあるが未だに元気に育っている。
植え方が少し変わっていて、右の写真に白い口の部分が写っているが、根茎の内側にあるのはペットボトル。それに錐で水抜きの穴をたくさん開け、中には細かい炭の粒と軽石、バーク(木片)を混ぜたものを入れ、ペットボトル全体をシュロ縄で巻いたところにヒトツバに根茎を置いて更にその上から根茎が動かないようにシュロ縄で巻いて固定している。
既にシュロ縄は腐ってなくなっているが、根茎が全体に回っているので剥がれ落ちることはない。
コンディションが悪い時には中に炭粒やバーク、時には水苔を入れてあげると元気を回復するようだ。
上の4点は2009.06.17 徳島県上勝で人家の石垣に群生したところを見つけ撮影した。右下の写真に見えるように、石垣は石灰岩を荒積みしたもの。同じ右下の写真にはカタヒバも写っている。
近江八幡、八幡山城及び直上は八幡堀傍の商家の茅葺き門にヒトツバを見つけた。ヒトツバは暖地性のシダであるという先入観があったので、冬、底冷えの厳しい琵琶湖の風を受ける地でヒトツバが見られるとは思ってもいなかった。石垣にヒトツバは良く似合う。
◆2020以降の記録は上の写真または次ページ