◆1998年 自宅

ウラボシ科 ヒトツバ属

エボシヒトツバ/Pyrrosia lingua

エボシヒトツバというのはヒトツバの葉がよじれたように変化する個体を園芸品として伝承しているもの。

ご存知のようにシダには花が咲かないので、葉の変化したもの、いわゆる奇形なのだが、それを趣味家は重宝がり楽しむ。

シダの展示会に行ったことのある人は少ないと思うが、そこにはありとあらゆる変化したシダが並べられ、その稀なる(姿を)もって尊しとする中国の古典園芸の一精神世界を具現している。

これはシダばかりではなくランでも、オモトでも、古典園芸の世界には綿々と受け継がれている。

当方にラン趣味を植え込んだ友人はシダにも興味の領域を持っていて、自然にシダの方にも引きこまれてしまった。

その友人は徳島県の出身で、身の回りにランやシダがたくさんあったこと。それは、つまるところそれらの飼育に適した環境にいたということなのだろう。また古典園芸の盛んな京阪に近く、周囲にも多くの趣味家がいたようだ。

我が家にはヒトツバの変化種が4種ある。いづれも20年近く前に展示会で購入したもの。

 ◆2013.05.21 自宅

2013.05.21 植え替える直前の状態。右上のヘゴ鉢のまま水盤で育てていたが根が外に溢れてきた。

上の水盤からそっくり、一回り大きい平鉢に移し替えた。用土は軽石と鹿沼土と赤玉。急に乾かないように水苔を被せて保湿している。半年もすると見違えるほど大きくなると思う。

 ◆2013.07.19 自宅
 ◆2014年 自宅
 ◆2015.01.18 自宅 越冬中
 ◆2015.03.31 自宅 まだフレームの中
 ◆2015.06.30 自宅 
 ◆2016.02.17 自宅 
 ◆2017.05.12 自宅 
 ◆2017.06.06 自宅 
 ◆2017.07.27 植え替え・株分け/自宅 

用土は軽石のみ。急に乾かないように水苔を被せて保湿しているのはいつもと同じ。小さい鉢に植付ける時にはミズゴケが足りなくなり株の押さえとして上にも軽石を並べた。さてどうなることやら、1鉢が5鉢になってしまった。また貰い手を探さないと。

 ◆2017.11.04 自宅 

1鉢が5鉢になり、その内1鉢は知り合いに、1鉢は多分枯死。そして現在3鉢が残っている。

 ◆2018.03.17 自宅 
 ◆2018.04.08 自宅 
 ◆2018.05.26 自宅 
 ◆2018.06.03 自宅 
 ◆2018.06.08 自宅 
 ◆2018.06.21 自宅 
 ◆2018.11.27 自宅 
 ◆2019.01.27 自宅 フレーム内
 ◆2019.04.25 自宅 
 ◆2019.05.15 自宅 
 ◆2019.08.21 自宅 

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