タチスミレ?ではないようだ

県民の森中腹で観察できる大きなスミレ

2011.06.05 県民の森 

 ここ数年この大きなスミレを観察してきた。それまで花は何度か撮影してきたが、フレームの中に切り取ってしまうとその大きさを全く失ってしまうため、今回安易な試みではあるが補虫網を隣に置いて撮影し、後からその高さを測ってみることにした。車のバックライトと同じ高さ=優に80cmを超えていた。

 葉の姿はタチツボスミレに良く似ているため、はじめ大葉タチツボスミレと分類していたが、花をみると首を傾げたくなり、今は大きいスミレとしか書きようがない。

2011.06.05 県民の森

2011.06.05 県民の森 

2011.06.05 県民の森 

2011.06.27 県民の森

2011.06.27 県民の森

2011.06.05 県民の森 

2011.06.27 県民の森  

2011.06.05 県民の森  

2011.06.27 県民の森

2011.06.27 県民の森

2012.06.08記: 別の調べものをしていて、このスミレが「タチスミレ」かもという情報が得られた。そろそろ観察する時期になったので、今度は可哀想だが根から引き抜いて全体を写してみよう。

2012.06.30 県民の森 このシャベルは玩具ではなく、大人の工事や農作業に使用するもの。シャベルは約85cmある

※2019.05.05記:エゾノタチツボスミレの背高のっぽ?

2019.05.05記:これまで、初め「オオバノタチツボスミレ」から次に「タチスミレ」としていたが、タチスミレと大きさ的には良く似ているが葉の形が大きく異なるため、再度背の高いスミレで検索し直したところ「エゾタチツボスミレ」という種があることにたどり着いた。エゾタチツボスミレは大きいと記されているがよく見られる記述では40cm程度となっているので、県民の森のものと比較すると半分しかない。観察場所=生育環境が変われば背の高さも変わるのは当たり前?ということで、今日の段階では「エゾタチツボスミレ」と直すことにしよう。(タチスミレであった場合には、絶滅危惧種に指定されている種なので、地上部を折り取って撮影するなどは------でも同じか。)

 ◆2012.06.30 県民の森
 ◆2011.06.05 県民の森