タッカ・シャントリエリ/ブラック・キャット

Tacca chantrieri.

 2013.08 HHL  村の水田に向かう途中の川の流れが大きく蛇行して形作られた湿地のようなところに2株見つけた。虫を撮影するためにフルーツトラップを各所に仕掛けながら歩いていたこと、微かに人の踏みならした跡に誘われて主道から外れたのが幸いしたのか見事な花に出会えた。葉の形はショウガやイモの種に近いと想像できたが、こんな花は今まで一度も見たことがなかった。

 初回は中学生の連れがいたので数カット撮影して離れたが、日を変えて都合3回足を運んで撮影した。次回いつ出会えるかわからない貴重な花であり、シャッターチャンスであった。この機会をもたらせてくれたHHLの自然に感謝。

 ◆2013.08 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村

タッカ・シャントリエリ1_1308HHL /2013.08 HHL

( Youtube動画再生  01’37)

タロイモ科 ツルウリクサ(トレニア)属 インド、東南アジア原産

タッカ・シャントリエリ2_1308HHL /2013.08 HHL

( Youtube動画再生  01’23)

タッカ・シャントリエリ3_1308HHL /2013.08 HHL

( Youtube動画再生  01’51)

 ◆上段は2013年08月タイ HHLの記録、以降の記録は下段に追記記載
 ◆2014.08 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村

ブラックキャットa_1408HHL/南の沢

( Youtube動画再生  01’18)

ブラックキャットb_1408HHL/南の沢

( Youtube動画再生  00’44)

ブラックキャットc_1408HHL/東の沢

( Youtube動画再生  01’00)

ブラックキャットd_1408HHL/東の沢

( Youtube動画再生  01’33)

 ◆2015.02 タイ PYY/チェンライ HHLの隣りの白カレン族の村

ブラックキャットe_1502PYY/パユヤム村

( Youtube動画再生  01’01)

 2015.02 PYY パユヤム村: パユヤム村の居住区の入り口に階下が家畜小屋になった大きな穀物蔵があり、その緩やかな斜度のある5、6坪の緑地があり、数日間は気がつかずに通り過ぎていたのだが、4日目ぐらいにパユヤム村での作業が少し早く終わったので、撮影しながら国道までの坂道を上ろうかとパユヤムの家や野草を撮影しながらここまできたところ、ニワトリが餌を啄みにこの葉陰に出入りするのを眺めて、そこに黒い花のようなものがあるのがようやく目に留まった。一度目に留めてしまえばすぐにこれはブラックキャットと理解できた。

 HHLでは日陰の急斜面に一株単独でひっそりと存在していたので、このような群落、または栽培しているかのように集まっている様は考えられなかった。また、雨季のものという思い込みもあり、乾季に出会えるとも考えていなかった。

 事実は見る人によって異なる。思い入れや思い込みがあるとそこにあるものも見えないということ。

 ◆2015.08 タイ PYY + HHL/チェンライ 白カレン族の村

タイ・ブラックキャット09_1508PYY/パレーキ村

( Youtube動画再生  01’29)

タイ・ブラックキャット10_1508PYY/パレーキ村

( Youtube動画再生  01’24)

タイ・ブラックキャット11_1508HHL

( Youtube動画再生  00’45)

 2015.08 : Youtubeの説明文の流用

 2015年2月にパレーキ(PYY)を訪れた時に村(PYY)のタケノコ加工場のすぐ近くにこのブラック・キャットの植え込みを見つけ撮影した。HHLでは人が余り踏み込めない急斜面に点在しているのを撮影していたので、パレーキの密集している様が腑に落ちなかった。自然の状態なのか、人工的な集落なのか。この夏パレーキを再訪するに当たって、雨季の様子と集落の疑問の答えを見つけたいと考えていた。

結果は、パレーキの若者が教えてくれた。オクラのような形に結実した部分を食用にするということだった。タロイモ科ということから食用とするにしても根茎・芋の部分だろう­と思っていたのが全く異なる部位を示されたのでびっくりした。

それでも、人工的な集落という推測は当たっていたようだ。

どのようにして食べるのかも聞いたのだが言葉が通じなかった。大昔、タロイモの茎から­垂れる汁を口にして惨事の一歩手前まで行った仲間を見ているので、この仲間はうかつに­口にできない。従って、味や触感はわからない。

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