アオスジコシブトハナバチ
アオスジコシブトハナバチ
アオスジコシブトハナバチ_1308aThai
( Youtube動画再生 01’41)
これはミツバチではないが、HHLで見つけた青い蜂。2013年2月の取材時に青いミツバチを見つけたが撮影できなかった。その時、村人に青いミツバチを見たと話したところ、それほど珍しいものではなく、歳を取ったミツバチの中にたまにいるということだった。石垣島などで「幸せを呼ぶ青いミツバチ」を観光のキャッチにしているのを知っていたので、HHLの青い蜂も客?寄せになるかなと変なアイデアもあったので、この8月見つけ更に撮影できたときはすごくハイな気分になったのを覚えている。
翌日には可哀想であったが1匹資料にするため捕獲し死んだものを撮影したのが直上の2枚の写真である。
この蜂をミツバチ科に分類する説もあるがこの蜂や巣からハチミツが採れるかは不明。
ハチ目 コシブトハナバチ科 コシブトハナバチ亜科
Amegilla senahai senahai
アオスジコシブトハナバチ_1408aThai
( Youtube動画再生 00’43)
これは村から東の沢に降りて行く細い道に入ってすぐの斜面に咲いていた「オオバボンテンカ」を撮影している時に、偶然フレームに入ってきたアオスジコシブトハナバチである。偶然というのは、オオバボンテンカを編集しはじめたときに、何かハチが写っているのに気がつき、注視してピックアップしたものである。このオオバボンテンカは村に来る度に花を咲かせた姿を見せてくれる、小さな野性味が強い株であり、親しい感情を持って撮影しているのだが、今回、村の中核、コミュニティーハウス脇の斜面にあるオオバボンテンカの大株が満開の様相だったので、HPにUPするのはほぼそちらと考えていたので、このアオスジ(略)の映像に目が止まったのは行幸としか言いようがないのである。
2013年にアオスジを撮影した上段の「ベニノキ」は今回も数輪花を咲かせていて、天気のよい時にはいつもアオスジが来ていないか観察をしていたのだが、別種のハチが時々来ていたのは見られたが、このアオスジは見られなかった。従って、帰国してオオバボンテンカを整理するまで、今回はアオスジの撮影は出来なかったものと思っていた。
更に行幸といえるのは、アオスジを狙って、遠い所から撮影したものではなく、目の前のオオバボンテンカに焦点を合わせたフレームにアオスジが飛んできたということ。オオバボンテンカの花の大きさがアオスジと同じくらい。花柱が太くてアオスジが止まるのをしっかり支えられるといういくつもの条件が重なって得られた映像である。
実際にはアオスジが写っているのは10秒足らず、後半は8倍に引き延ばしたスロー映像で尺を稼いでいる。
アオスジコシブトハナバチ03_1508HHL
( Youtube動画再生 01’13)
今回(2015年8月)も偶然フレームに入っていたという撮影した当人がびっくりしたカット。紫色の花は村の西の沢の湿地となった所に生えている水田雑草?コナギ=ミズアオイの花。ホテイアオイと同じ仲間。その花を撮影していたのだが、このハチがフレームに入っていたのは帰国してから映像を整理するまでわからなかった。前回の2014年オオバボンテンカの映像にこのハチが偶然フレームに入っていたのと同じ状況。アオスジコシブトハナバチを追っていたらこうは撮れなかったように思う。
今回、アオスジではないがコシブトハナバチとショウガ科の野草・グロッパ=シャムの舞姫との共生を示すような映像が、これらとおなじような偶然の中で撮影できた。
そもそも当方は着物や洋服の絵柄のデザインの仕事をやっていたことがあって、その過程でデザイン・ソースとなる花をこまめに撮影していた。野外で花を撮影するとき、昆虫はその中に入ってきてしまうもの。どちらかというと邪魔者。でも、昆虫の形や意匠の面白さ・きれいさに気づくのにはそう時間はかからずに、野草も昆虫も一緒に撮影するようになった。
当方にとって、野草も昆虫もデザインのソース(材料)の一つ。生態や分類はデータの仕分けの材料(引き出し)に過ぎない。
花を撮影している所に虫が飛んできてフレームに写り込む、と云うのが当方の撮影の原点なのかも知れない。
「グロッパの花の形とコシブトハナバチ」
2015年8月 HHL
「ベニノキとコシブトハナバチ」 2014年8月 HHL
このページの一番上の動画と同じベニノキ。
アオスジコシブトハナバチを待っていたのだが、
来たのはこのコシブトハナバチ。
オオバボンテンカの映像を見るまで、
アオスジコシブトハナバチは撮影できなかったと思い込んでいた。
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