不明4、尾根で見つけたデンドロビウム?
不明4、尾根で見つけたデンドロビウム?
ラン科 属 着生ラン
2013年2月 これも不明2に示した種を見つけたのと同じ尾根で、こちらの方が少し高い地点にある樹木に着生していた。この小さな丸いバルブが固まっている姿のランはよくあるし、当方も何種類か育てていた。それらは現在はすべて枯らしてしまって見る影も無いのだが、記憶にはしっかり残っている。とはいうものの、属名や種名は見当がつかない。
小さい花なので下段にUPしているが、それでも同定するには至っていない。難しいものだ。
この固まりから花芽の付いた部分を村に持ち帰って村人に示したところ、不明2のときほど関心を示さなかった。ありきたりなのか、花が小さくて鑑賞価値がないと判断されているのか。村のあちこちにランを着生させているのだが、このバルブの姿は見なかった。それだけ珍しいものと勝手に決め込んで採集してきたのだが、どうも反応がイマイチだった。
これまで都合4回、それぞれ異なる時期にHHLを訪問し、研修活動の取材の傍ら、村の自然にも目を向け観察することができた。
ことランについては乾季の終わり、3月〜5月半ばまでが好機のようだ。野草の観察については、4月近くなってからの方が種が多様になり、面白いと思う。昆虫はやはり7〜8月が狙い目のようだ。当方が抜けている時期としては5〜6月あたり。機会があったら他のことを考えずに自然探索に没入したいものだ。
動画は「次のページ」に配置しています
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2013年8月 同定を放棄している訳ではないがまだわからないまま。前回は固まりのまわりにコケが覆っていたが、今回は一部剥がれていた。でも株はほとんど残っているようだし、前回よりも花茎もたくさん出ていて元気そう。ただ、花の時期ではないのか開花している状態は見れなかった。
南尾根デンドロ系_1408HHL /チェンライ
( Youtube動画再生 01’28)
タイ・デンドロ系2_1508HHL/南尾根
( Youtube動画再生 00’18)
2015年8月 南の尾根から東に回り込んで行くと、途中に防火貯水槽や尾根筋の休憩小屋を見ながら更に尾根を辿ると、右手に村とは反対、焼き畑に降りる道が見え、その分岐点に立つ木の殳にこのランは着生している。これも、自然の着生状態ではなく、人工的に着生されたものと思われる。
このページの冒頭にこのランの花を紹介しているが、村の人たちの評価の対象にはなっていないよう。村に持ち帰られているものは花が派手で大きいもの。でも、いづれこの小さい花のきれいさが見直される時がきっと来る。
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