ドングリ

科 属 原産 

この時期、村の山で穫れるドングリ。ドングリにも2種類あってこれは小振りな方。右の皿の中のものは手のひらのドングリの殻を取り去った状態。採集したドングリの泥を水で流した後に、殻が着いたまま乾煎りして食べる。殻を取って盛ってあるのはお客用。

日本でも数種食べられるドングリがあり、それは小さな栗のような甘みが感じられるものであるが、この村のドングリは甘みというのはほとんどなく、少々苦みが残ったピスタチオといった感じ。写真はないが、大きめのドングリはもっと平べったい形で、これも少し苦みが含まれるが、形の変わった栗に近い味だった。

村を出る前に、村人がわざわざ山でドングリを採集してきていただいたものをお土産にどうぞと勧められたが、税関でのチェックが気になって、いただいて来なかった。翌日バンコクの空港で乗り継ぎ時間待ちをしていたとき、ある売店にこのドングリが販売されていた。空港で買ったものなら税関で廃棄を指示されても惜しくないと考え購入して帰国。特に持ち込みの許諾を申請した訳ではないが、すんなり通関ししばらくこのドングリをおやつにしていた。

 ◆2012年10月 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村
 ◆上段は2012年10月の記録、2013年8月の記録は下段に掲載
 ◆2013年08月 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村
 ◆2013年10月 所沢自宅

 2013年10月。これは10月にHHLからお帰りになった方のお土産。上に記した2種類のドングリの大きい方。日本で採れる(栽培される)栗は一つのイガの中に2つか3つのブロックが包まれ、それぞれ果肉(食べる部分)があるのだが、HHLのものは1つのイガにドングリは1つだけ。マカダミアナッツと大きさは似ているが、球をつぶしたように少し平たくなっている。

 お土産にいただいた時点で乾煎りしてあったものだが、自宅で再度乾煎りした。それは、歯の丈夫な人なら噛み割ることも可能なのだが、当方は自信がないので道具を使う。いただいたばかりの時はそれでもなかなか割れないので再度乾煎りしてみたという訳である。少しは効果があったようだが、硬いものは硬い。肝心の味の方は、いろいろなところで繰り返すが一度も食べたことのない人にわかるように伝えられる程文章力がないので、上段の文章及び写真から想像していただくしかない。

 2013年08月 HHL 村の南の尾根道で見つけ撮影した。ドングリの帽子の形からすると小さい方のドングリではなく、大きい方であると推測できる。まだこれから実が太ってくるのだろう。木の葉を見ると、日本のクヌギの葉と大きく異なり光沢がありシラカシなどの葉に近い。シラカシもドングリができるので食べられるのかな。

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 ◆2014年8月 タイ HHL

ドングリa_1408HHL/南尾根

( Youtube動画再生  00’59)

ドングリa2_1408HHL/南尾根

( Youtube動画再生  00’55)

 ◆参考資料 リンク

 2012年09月 ガイコツ山の農家の庭先の栗

 2008年08月 UK ロンドン、ハイドパークの栗

 ◆2015年8月 タイ HHL

タイ・ドングリ01_1508HHL/南尾根

( Youtube動画再生  01’08)

 ◆2016年2月 タイ BMK/チェンマイ県北西部

BMK = Ban Mae Khrai  メークライ村/チェンマイ県北西部 白カレン族居住山村。

初めて訪問する村。でもそこに生えている野草や樹木は、必ずしも同じとはいえないが、ガイコツ山やそのほかこれまで出会ってきたものたちの仲間。気軽に挨拶をしよう。