オオヘリカメムシ/Molipteryx fuliginosa

 ◆2009.06.20 埼玉県秩父市県民の森

オオヘリカメムシは国内のカメムシでは一番大型の種類である。大きいからであろうか、人の姿を見ても悠然としている所があって、カメラを近づけても慌てて葉の裏に隠れるようなことはしない。従って、見つけさえすればいい被写体となってくれる。2009年6月県民の森で撮影したときは自然の状態のまま撮影した後、念願の手で持って撮影することができた。ガスをかけられるかとヒヤヒヤしながら捕まえたが、暗に相違しておとなしいものだった。大きさがよくわかる絵が撮れたと思う。

 ◆参考資料:タイ北部のオオヘリカメムシ

2010.08.16 タイ、HHL/チェンライ 白カレン族村

2010.08.16 タイ、HHL/チェンライ 白カレン族村

2004.08 タイ、メーホーソン近郊赤カレン族村

2011.01記: 2004年に続いて2010年夏もタイ北部の山岳少数民族の村に取材に行く機会に恵まれた。それぞれの撮影記録は当サイトの「海外の自然」を見てください。その両方の村でこのオオヘリカメムシ?を観察できた。?を付けたのは体型は良く似ているがタイのオオヘリカメムシの方が肩の張り出しが大きく、そして盛り上がっている。また、触手の先端がヒレの様になりさらにその先端にオレンジ色の尖りが付いていて、その触手については顥かに日本のものとは異なる。このヒレやオレンジの突起がどのような役割を持っているのか、ほんの短いフリーの時間の出会いでは見つけられたこと撮影できただけでも幸運といわねばならず、解放され警戒することなく歩き回るまで、じっくり時間をかけ動作を観察する贅沢なことはできなかった。

カメムシ目 ヘリカメムシ科 

オオヘリカメムシ01/2012.07.15 県民の森

( Youtube動画再生  00’54)

オオヘリカメムシ03/2012.07.15 県民の森

( Youtube動画再生  04’06)

オオヘリカメムシ04/2012.07.15 県民の森

( Youtube動画再生  01’26)

 ◆ 2012.07.15 県民の森
 ◆ 2013.06.25 県民の森

2011.08.12 ラオス、ビエンチャン郊外 オオヘリカメムシ

 ◆2003.09.03 裏磐梯  幼虫
 ◆2005.06.19 長野県佐久  
 ◆2005.07.23 秩父  
 ◆2002.07.23 ??  

オオヘリカメムシ02/2009.06.20 県民の森

( Youtube動画再生  02’05)