ミズゴケ科 ミズゴケ属
ミズゴケ
2010.11.22記:東北大学植物園のロックガーデンの一角で見つけ撮影した。これまでも裏磐梯の五色沼で見たことがあったが、離れた位置からでありとても撮影できるものではなかった。今回これ程間近に自然の育成状態を観察し撮影できたことはなんとも幸運なことであった。
蘭や山野草の育成に欠かせないミズゴケであるが、生のものはほんの数回、新宿京王デパートの屋上の園芸品売り場でパック詰めにされたものを入手したくらいである。それ以外はニュージーランド産の乾燥させた3kgの大袋を1年に1袋の割で使っている。一度中国産の安いのを入手して使ってみたが、ほとんどクズのような短いものばかりでフーランやセッコクなどの高植えをするものには不向きであり、1度きりでその後は入手しない。
生のミズゴケはサギソウやウチョウランの育成に効果があるということであったが、過保護に肥料を与え過ぎたせいだろう、サギソウもウチョウランも数年で枯らしてしまった。
左上は30年も前の水苔の写真。この時代でも高級品ではあったが、今、市場に流通している水苔と比較にならないほど質の高いものであった。現在の水苔は30年前から見たらクズかゴミ。茎が3〜4cmあればまだましな方。でも、今はそんな長い茎の水苔が必要なものを育てているわけではないのでこれで妥協。左上の20年前の写真から当時のセッコク用の使い方のページにリンク。
袋から出した乾燥水苔を水に浸して2日間水を吸わせた後、軽く水気と一緒にゴミ、アクを除いてソフトボール様の玉にする。
水を取り替えて上記工程を2〜3回、吸水、アク抜きをし玉にしたものを用意して、いつでも使えるようにしておくと便利。
実際のパフィオ植え替えは2019.10.27 。いざ植え替えを思いついてから1週間前から準備しなくては使える水苔にならない。