村の佇まい/朝靄につつまれる村

バン・フェイヒンラートナイ村は標高950あり、10月中旬を迎えたこの時期でも毎朝濃い靄が村を包み込む。その靄が村を取り囲む森の木々を優しく包み微妙な階調のシルエットを生じさせて目を楽しませてくれる。

もう絵筆を持たなくなってから30年以上も経ってしまったが、そんな光景を目の前にすると、この手でキャンバスに定着させたいという欲求が出てくる。