ヤブラン /Liriope muscari

このヤブランと一緒に写り込んでいる細い葉はススキの葉である。先にハイドパークのパンパスグラスを紹介したが、そのパンパスグラスの手前にあったのがススキであり、このヤブランはそのススキの下に忍者のように身を紛れ込ませていた。どう考えても日本ではこのような取り合わせで両者を見ることはないだろう。ススキは日向の乾いた場所を好むし、ヤブランは落ち葉で保湿された林下を好むものだ。左上の写真に写り込んでいる丸い大きな葉はノブキ?で紹介したもの。つまり右上と下の写真とは別の場所で見つけて撮影したものである。

 ◆2008.08.26 イギリス ハイドパーク

ユリ科 ヤブラン属 日本・東南アジア原産 多年草 

2008.08.26 イギリス ハイドパーク

 ◆参考資料

2012.10.01 アラバマ大学キャンパス ジャノヒゲ

2016.08 タイ、MHH/チェンマイ県 ジャノヒゲ

2005.07 ヒメヤブラン ガイコツ山

2002.06 ジャノヒゲ ガイコツ山

2014.09 ヤブラン 新所沢緑町