リンドウ科 リンドウ属 多年草 林下

リンドウ/Gentiana scabra

 ◆2002.10.05 阿蘇
 ◆1998  ガイコツ山

上の2点は阿蘇の外輪山の渕の展望台の斜面で撮影したもの。野火を防ぐためか斜面全体が低く刈り込まれて、日照を浴びてガッシリ力強い草の姿だった。下はガイコツ山のリンドウ。クヌギや赤松に陽射しを遮られて茎を倒して横に這ったように咲いている。撮影日は定かではないが、10年も前の撮影であり、現在この一帯の樹木は切り倒され、このようなリンドウの咲く光景は見られなくなってしまった。

 ◆2009.10.17 ガイコツ山
 ◆2010.04.18 ガイコツ山
◆2008.10.18、ガイコツ山にリンドウの再生を見た

 2010.11.22記:当方にとってのガイコツ山の自慢の野草は、秋ではこのリンドウとコウヤボウキ、春のシュンラン、チゴユリ、フデリンドウ。夏のイチヤクソウ、クモキリソウ、トンボソウなどである。これらは雑木林(ガイコツ山)の減少と共に見ることが少なくなってきた。上段の1998年の写真の頃はリンドウの生育しているところは上部をクヌギの葉で覆われ木漏れ日がほんの一時射すくらいの薄暗いところだったが、2008年以降の写真でわかるように、明るい草原の一部のように陽光が溢れかえっている。以前と比べると撮影はしやすくなったとはいいながら、ガイコツ山で1998年のころのような足の踏み場もない程のリンドウの群れに出会うことはできないであろうと思うと少々さみしい。

 2010.04.18の写真は、前年にリンドウを撮影した周囲を探して見つけたリンドウの新芽である。秋にこのリンドウの開花を撮影しようと何度かカメラを担いで行ったが、猛暑の影響か堅いつぼみを付けた株を数株見つけただけ。そうこうするうちに仕事が忙しくなり今年は開花を撮影できなかった。生き残っていてくれれば次の機会もある。

上の動画撮影から1週間後、もしかすると蕾だったところが開花している状態に出会えるかと期待して出かけたが、ほんの1週間の間にほとんどの蕾が半ば乾涸びた状態になっていた。

野生との出会いは一期一会であることが多いような気がする。特にガイコツ山のような都会に近い平地里山では、出会った時が最後の出会いであることもままある。その最後かもしれないものとの出会いを喜び記録に留めるのだ。

 ◆2011.11.25 ガイコツ山

リンドウ01_2003_ガイコツ山

( Youtube動画再生  00’59)

リンドウ02_2003_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’08)

リンドウ03_2003_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’23)

 ◆2001.10.27 ガイコツ山
 ◆2017.11.13、15 ガイコツ山

リンドウ04_171113_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’41)

リンドウ05_171113_ガイコツ山

( Youtube動画再生  02’09)

2017.11.13,15 ガイコツ山 ついついきれいに元気良さそうに撮ってしまう。ガイコツ山にはこんな見事なリンドウがまだまだ沢山あるように思われてしまったら、(表面的に見たら)この写真やビデオは失敗。

かといって、見窄らしく粗末に写したら人に見てもらえない。能弁な能筆な人であれば如何様な解説を持ってして人を説得するのか、おおよその見当はつく。でも当方はその仲間入りはしたくない。言葉や文章にしたらウソっぽくなりそう。

マス・メディアはウソはつかない。ただ、情報の選択、並べ方に意図した工夫を凝らす。踊らされる・騙される方が悪い。マス・メディアと詐欺師、どちらが巧妙かいわずもがな

リンドウ06_171115_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’24)

リンドウ07_171115_ガイコツ山

( Youtube動画再生  03’03)

リンドウ08_171115_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’57)

リンドウ09_171115_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’02)

リンドウ10_171115_ガイコツ山

( Youtube動画再生  02’29)

 ◆2017.11.24 ガイコツ山

リンドウ11_181028_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’08)

リンドウ12_181028_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’05)

 ◆2018.10.28 ガイコツ山
 ◆2018.11.10 ガイコツ山

リンドウ13_181110_ガイコツ山

( Youtube動画再生  02’10)

 ◆2018.11.27 ガイコツ山

中谷さんをガイコツ山のリンドウ撮影にご案内。スタート時間が遅かったためにか撮影ポイントの株は花びらを閉じていた。日陰になって光量不足を予測してビデオライトを用意してきたまでは良かったが、花そのものが閉じてしまっていては物足りなかったことでしょう。また来年チャレンジしましょう。でも、リンドウも日照によって開花状態を調整していることを知ることができたのは収穫。

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