ヒルガオ科 サツマイモ属 南米原産 帰化植物 1年草 荒れ地

ホシアサガオ/Ipomoea triloba L

 ◆2012.03.27 タイ、チェンライ市内ホテル裏の草むら(1)

1998年にアメリカ南部アラバマ州にあるアラバマ大学キャンパスで、3〜4種類の見たことのない原種?らしき小さなアサガオを見たことがあり、それから小さなアサガオに興味を持つようになった。それ以来、国内で珍しいアサガオを見かけるとなんとか種を採取できないか見回すのが常のようになり、採取すると自宅の庭にまいて芽を出させようとするのだが、ほんの少しの環境の違いで上手いこと芽を出してくれない。ホシアサガオは上手く行った希少な種。数年前からガイコツ山の空き地に雑草化し始めたマルバルコウも我が家には居着いてくれない。

 ◆2012.10.16 タイ、チェンライ市内ホテル裏の草むら(2)

2012年3月に続いて10月にも北部タイのBHHL、村を取材する機会に恵まれた。自然に囲まれた村の環境と同じように北部タイの都会・チェンライ市内の植生や昆虫にも興味が尽きず、毎回同じ場所を時間をかけて散策している。

今回は更に14年ぶりに取材したアメリカ南部アラバマ大学他で小型のアサガオを観察してきたので、その共通性や異種性への関心が高かったので、現地でこのホシアサガオと対面できたのは大変うれしかった。

結論を先に示すと、アラバマ及び、メンフィスのミシシッピー川岸では都合7種のアサガオ(ヒルガオ)を観察した。一方チェンライでは5種であり、その内共通していると思われるものは3種あった。アメリカの共通していない4種の内3種は園芸用に作出されたものと思われるためほとんど共通しているといってもおかしくないということがわかった。

アサガオ(ヒルガオ)の原産地として熱帯アジア、熱帯アメリカ双方が上げられており、交易によってそれぞれの種が混交し、各地に定着したと考えるのは難しいことではない。

当方が東京都江東区という国内では最も外来植物の影響を受けた地で生まれ育ったという下地に加え、この小さなアサガオをはじめに目にしたところが関西の海外貿易の拠点、神戸・芦屋であったというのも何かの因縁であるように感じる。

それからするとチェンライは当方とアサガオにとって特殊な場所である。正当な結論はないのである。

2012.12.26追記:上の写真の右2点に写っている青紫のアサガオとそっくりなアサガオを2012.09.30ミシシッピーの岸辺で撮影した。

上の写真の種は、普通種の青いアサガオが季節外れになって小さくなったものではなく、どこで入手したのか覚えていないが、もともと小さい花のアサガオであることを知っていて数年かけて育てていたもの。このホシアサガオからして4〜5年経ってはじめてたくさんの花をつけるようになった。

 ◆2009.09.23 自宅
 ◆2011.09.24 自宅
 ◆2013.09.20 自宅
 ◆2017.2 タイ、BMHH/チェンマイ県南西部

ホシアサガオ01_1702BMHH

( Youtube動画再生  01’11)

youtube動画に附した説明

 ホシアサガオ01_1702BMHH

GONGOVA=Grassroots Overseas NGO Volunteer Activity Programme

yasou.jp,GONGOVA 2017,BMHH,国際協力研修,自然環境資料

BMHH =Ban Mai Huai Hia, Chom Thong, Chiang Mai, Thailand

 ◆2017.03.23 小手指操車場脇
 ◆2017.10.06 自宅
 ◆2018.10.09 自宅
 ◆2019.10.27 自宅
 ◆2020.10.03 自宅
 ◆2020.10.03 自宅
 ◆2021.10.05 ガイコツ山 

ホシアサガオ02_211005_自宅

( Youtube動画再生  00’57)

 ◆2021.10.10 ガイコツ山