イワカガミ/Schizocodon soldanelloides

2003.05.09 新潟県津南町。2004年10月の新潟県中越地震の後訪問していないが2002年の春から3年この山に通った。初めはカタクリの群落があるということでそれを見たくて行ったのだが、カタクリばかりではなく植物園や園芸店の山野草売り場でしか見たことがない野草の宝庫だった。またアオクチブトカメムシとの2度目の出会いもこの山であった。

4月の半ばに行ったことがあるが、麓では菜の花やスミレが咲き誇っている時、山の上ではまだ氷のように固まった残雪が北側の斜面を埋め尽くしていて、かろうじて春の直射を受ける木の根方だけが丸く土を覗かせていた。それが連休頃にはこのイワカガミやショウジョウバカマ、カタクリ、イカリソウ、キバナスミレ、ナガハシスミレなどが満開となり斜面を彩る。冬の間、数トンに及ぶ雪の重みに耐えてきたのが嘘のように健気で可憐な花を咲かせる。 

 ◆2003.05.09 & 2004年 新潟県津南町

イワウメ科 イワカガミ属 多年草  山地

イワカガミ01_2003_有倉山

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イワカガミ02_2004_有倉山

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