スベリヒユ(滑莧)/Portulaca oleracea
スベリヒユ(滑莧)/Portulaca oleracea
スベリヒユ科 スベリヒユ属 多年草
茎 菜
昨年から所沢市が貸し出している家庭菜園で野菜作りを始め、専ら野菜は奥方、土作りと雑草(野草)は当方と暗黙の作業分担があるのだが、このスベリヒユは夏場に繁殖する畑雑草の代表のようなもの。スベリヒユの他には、トキワハゼ、コマツヨイグサ、オオチドメグサ、カヤツリグサ、ヤブタビラコなどがよく見られる。このスベリヒユを食べるきっかけはwikiでスベリヒユの学名を調べたとき、解説文中に「地域によっては食料として畑作される」という記述があり、その後、自家菜園に生えていたものを持ち帰り、簡単に湯がいて食べたところツルムラサキ同様の少しの酸味とぬめり感のある食感が気に入り、雑草として抜き捨ててしまうのはもったいないと思うようになった。
上掲の2012.07.31の長野千曲市の従兄弟の畑にもたくさんスベリヒユが生えていて、雑草扱いを受けていたので、試しに当方自らが食してみせればチャレンジする気も起ろうかと実行したところ、恐る恐る口にした従兄弟の奥方が、これならツルムラサキより食べやすいとの感想。その一言で従兄弟の家の食卓で市民権を獲得した。
上の写真は従兄弟の畑で採集したスベリヒユを自宅に持ち帰って調理したもの。赤っぽく見える茎がスベリヒユ。緑はオクラ、それと若布でネバネバ野菜のおひたし風にしたもの。一茹でしたスベリヒユを細かく刻んで納豆に入れてもうまい。
さて、この写真を撮影した後に当サイトの野菜図鑑にUPすることにしたのだが、これを茎菜にするか葉菜にするか迷ったが、茎菜にしておくのが無難かと考えた。どこか、他の出典に正確な分類が見つかれば修正しよう。
2013.02 タイ、HHL/チェンライ 白カレン族の村 上は村の水田地域で野生のものを撮影したものであるが、村の居住地で簡易な植木鉢で野菜として栽培しているのも見つけた