ノコギリヒラタカメムシ/Aradus orientalis

2006.09.02  ガイコツ山

2005.06.26 ガイコツ山

2009年8月記

このノコギリヒラタカメムシを初めて認識して撮影したのは2004年5月のぐんま昆虫の森だった。昆虫の森ではクヌギなどの間伐材を虫の住処となるよう、森のあちこちに10数本単位で寝かせてあり、その一つの材の塊になにか小さな木の皮のかけらのようなものが動いているのに気がつき、目を凝らして観察してやっとカメムシということがわかった。5〜8mmほどしかないが、前のページのノコギリカメムシを木槌で叩いてつぶしたような形であり、一目で気に入ってしまった。

その後、ガイコツ山のクヌギの朽ちた材などを観察して、このノコギリヒラタカメムシや同種の小さな薄っぺらなカメムシの仲間が結構たくさんいるのがわかった。残念ながらそれらが見られたクヌギの材の周辺が切り倒され、直射日光にさらされてしまうようになり、最近は見かけなくなっている。

 ◆2004.05.20 ぐんま昆虫の森

ノコギリヒラタカメムシ01/ 2004.05.20 ぐんま昆虫の森

( Youtube動画再生  00’15)

カメムシ目 ヒラタカメムシ科