タカサブロウPlantago asiatica

2012年4月1日 村を出てチェンライ市内向かう途中立ち寄った食堂脇の空き地で撮影した。村やホテルの近くでは見られなかった。日本でのタカサブロウは水田植物として位置づけられていることから推測すると、チェンライ途中の食堂の周囲には多くの水田があり、そこで生育していたものの種が運ばれてきたのか、もともと食堂があった場所が水田だったところで、空き地に植生がそのまま残っていたかだろう。それにしても日本では秋口に観察できる種が4月頭に見られるというのも日本との距離を改めて感じた。

 ◆資料:過去のタカサブロウ

2011.08 ラオス、ビエンチャン郊外/リンクなし

キク科 タカサブロウ属 アジア原産 一年草

2001.09 日本のタカサブロウ

 ◆2012.10月 HHL/チェンライ 白カレン族の村の撮影記録

2012.10.11 チェンライ市内のホテルわき。2012.3月の記録にはホテルの近くでは見られなかったとなっているが、人の生活圏では雑草の刈り取り等操作が加わっているので正確な生態はなかなか見抜けない。継続的に観察するしかない。10月は見られたと記録が残せるだけでも資料が追加できた。

もう一つ追加する資料があった。それはこの取材の直前に行った米国南部?テネシー州メンフィスのミシシッピー川岸でタカサブロウを撮影したのだ。

その米国のタカサブロウの記録を整理する過程で原産地の確認をすべくWikiを辿ると、南米原産のアメリカタカサブロウという種があることがわかり、そうなると、これまでタイやラオスで撮影して来たもの、日本国内で撮影して来たものがどちらの種であるのか不透明になって来た。ここから先は素人が推論だけで正確な分類が出来る訳がない。いい加減であるが、メンフィスで撮影したものをアメリカタカサブロウ、アジアで撮影したものはアジア原産のタカサブロウで誤摩化そう。

 ◆資料:2012.09 アメリカタカサブロウ へリンク
 ◆2012.03 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村
 ◆上段は2012年4月の記録、2012年10月、2013年3月、8月、以降の記録は下段に掲載
 ◆2013.3月 HHL/チェンライ 白カレン族の村の撮影記録

2013.03.07 HHLの水田地域へのトレッキング時に乾季の乾いた水田の中で見つけた。白い乾いた茎は稲わら。

2012.09.30 

USA テネシー州メンフィス ミシシッピー川岸

 ◆2013.8月 HHL/チェンライ 白カレン族の村の撮影記録

2013.03.08 HHL。3月の記録とほぼ同じ。今回は水田の畦に咲いているのを見つけた。

 ◆2014.3月 タイ、チェンライ市内の撮影記録
 ◆2014.08月 タイ、チェンライ市内の撮影記録

タカサブロウ1_1408Chi/ チェンライ市内

( Youtube動画再生  01’07)

 ◆2015.02月 タイ、チェンライ市内
 ◆2015.08月 タイ、HHL/小学校校庭

2015.08 :このタカサブロウもオオバコと同じ、HHLの小学校校庭に生えていたものを撮影した。ここがはじめてと云うのではないが、村内の別の場所で繁殖していたものがここに運ばれてきた確率より、都会から運ばれた種がここに根を張っていると考えた方が無難。

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