悠貴君

夏休みが近づくとガイコツ山ではカブトムシやクワガタを探す子供達の姿が見られるようになる。この日もガイコツ山は新しい小さな子供を迎えた。収穫はカブトムシのオス、メス各１匹づつ。初めて自然の中で見つけた宝物。そして、自分で網を振ってモンシロチョウを捕まえられるようになった。きっとこの子の中には、ガイコツ山の存在と記憶が大きく刻まれ、そしていつまでも存続し続けて行くことだろう。

　黒いザックの悠貴君はガイコツ山３回目、青いザックのつばさ君は悠貴君の学校の友達で今回初めてのフィールド採集。ここにUPした映像は採集の後半部のガイコツ山の西にある栗の林に来たところ。ここはノコギリクワガタやキマダラカミキリなどを観察できるところ。当日は前日の小雨は上がったものの、曇っていて気温も願い通りには上がらなかったので、虫達の活性が鈍かったようだ。

前半の採集でまずつばさ君がガイコツ山東の林でカブトムシの幼虫をクヌギの根元から見つけ出しゲット。その後、悠貴君がガイコツ山の野球場近くの古いクヌギの木でカブトムシの雌をゲットといった採集経過であった。

　二人が土を掘っているところは昨年当方がカブトムシの幼虫を撮影したところ。ここでは悠貴君がクワガタの幼虫を見つけ出したようだ。

　面白いのは、こんなに広いフィールドがあるのだから、二人でそれぞれ離れたところを掘ってみるというのがない。同じところにくっついて掘ったり探したりしている。きっとそういう年代なのだろう。

　上左の映像はガイコツ山の野球場脇に止めた車からパイプ椅子を出して虫と遊んでいるところ。背景には少年野球の試合が行われている音が届いていて、チョッと目をやれば同じ年頃の少年たちの姿が目に入るのだが、この二人には虫しか頭にないようだ。　

　上右の映像は悠貴君がモンシロチョウを捕まえたところ。2009年の映像と比較すると明らかに２年の成長が見えてほほえましい。

　ガイコツ山も子供達の成長を見守れるよういつまでも生き残って欲しいものだ。

仕事部屋-01／ガイコツ山の記録