柿/Citrus natsudaidai
柿/Citrus natsudaidai
カキノキ科 カキノキ属 落葉樹 東アジア原産
2012.01.18記:上の動画2点は2010年のタイの白カレン族の村に滞在した時撮影したもの。当方はこれまで柿は日本や中国固有の果物という先入観がこびりついていて、海外の大きなスーパーの果物コーナーで柿を見ると、日本がすごく身近くにあるような感覚を覚えてきた。それが、右上の写真にあるようにタイの家庭で、しかも真夏にもてなされた時に軽いショックを受けた。
単なる思い込みの誤りに気づかされただけなのだが、左上の動画にあるように、村の森に入った時、熱帯の樹木の梢に柿の実がなっているのを見つけた時は柿=日本というイメージが全く覆されてしまった。
海外の自然と対峙すると、日本の風土の中で培って来た知識が覆されたり再確認できる場面に行き会うことがある。その違和を感得し、自己を再認識することが交流や相互理解という言葉に結びつく。座していては見つからない自分。「若者よ旅に出よう!」
2011.10.13 長野県千曲市徳間/甘柿
1998.05.09 東松山森林公園
1998.05.09 東松山森林公園
2009.05.15 所沢市内
2011.06.20 長野県千曲市
2011.10.13 長野県千曲市徳間
2011.10.13 長野県千曲市徳間/甘柿
2011.10.19 長野県千曲市徳間
2011.10.13 長野県千曲市徳間
2011.11.30 自宅 最上段左写真の渋柿の実を皮を剥いて干し柿にしたもの。すごく甘く中がゼリー状になる。
2012.10.27 甘柿、渋柿とも収穫。渋柿は昨年徒長した枝をかなり切り詰めたことなどがあって上に干している数くらいしか実らなかった。それでも、このように従兄弟や叔母のお世話になりながらではあるけれども、実がなり収穫できる果物や野菜を持っているというのは贅沢なものだ。人のサイクルではない自然のサイクルに従うことの謙虚さを取り戻させてくれる。
これまで、「若者よ旅に出よう」と呼びかけていたが、これからは「若者よ木を植えよう」というのを付け加えよう。
カキの木/2010.08 タイ HHL
( Youtube動画再生 00’25)
カキを食べる/2010.08 タイ HHL
( Youtube動画再生 04’11)
柿収穫01_141030_徳間
( Youtube動画再生 00’46)
徳間柿収穫02_161101千曲市
( Youtube動画再生 02’24)
咋2018年8月以降年明けまで体調を崩していたので、秋口の柿の実の収穫も、畑の草刈りもできなかった。
2019年3月16日、9ヶ月ぶりに草刈りに来て見ると、柿の木の枝先には乾燥した実がたくさん残っていて収穫時期の姿が想像できた。が、所沢でも手入れをされないまま鈴なりの実をつけた柿の木を見ることがあり、そのすぐ脇を勿体無いなと思いながら通り過ぎるのだが、ある日、ムクドリやヒヨドリが柿の木に群がって完熟した実を啄む光景に出くわすと、この饗宴のためにここの家人が手をつけずに残していたのかと昔話の一コマを勝手に創作していた。(右の写真にムクドリへのリンクを配す)
徳間のこの柿の木は甘柿で鳥にとってもご馳走だと思うのだが、なぜこんなにたくさん食べ残したのだろう。と疑問が湧く。
2019年10月11〜12日にかけてこの辺りも台風19号の大雨に見舞われたようだが、幸いなことにこの地所は冠水したりの被害はなかったよう。例年のように柿の木に近づくための通路の枯れ草をなぎ倒した後、まずは柿の収穫。熟して柔らかくなったものや鳥に啄ばまれ傷になったものは取り残し、それでも50kgほど収穫できた。その後日没まで草刈り。翌日は従兄弟たちにも手伝ってもらい前日の刈り残しも含めて、草刈り&刈った草を軽トラに積めるだけ積んで搬出した。この日の午後には地元の不動産屋に行き、手放すこと及び買い手を探してもらうことなど話をした。もし買い手がつけばこの柿もこれが最後の収穫になる。
収穫&草刈り後の柿の木。残っている実は鳥たち用。