イチジク/Ficus carica L (1753)
イチジク/Ficus carica L (1753)
クワ科 イチジク属 落葉高木 アラビア南部原産
自宅のイチジクの木はカミキリやカメムシによって枯れてしまったので、新たなイチジクの木を入手しようと考えていた時に、このイチジクの木に出会った。この地上から50cmにも満たない横に張り出した太い枝はどうだ。
当然、パパイヤのように直接木の幹に実がつくというわけではなく、ここから小枝を出し、そこに実をつけるのだが、それでも背伸びをしないでも収穫できるようだ。
広い庭や畑があればこそできる工夫であり芸当だ。
2012.01.18記:上の動画は我が家のイチジクの木の最後に近い映像。写っているカミキリはキボシカミキリ。数年前からこの木に営巣していたようで、ネコたちが捕まえて遊んでいるのをよく見かけた。キボシカミキリ以外にもゴマダラカミキリやテツイロカミキリなど、なぜ自宅の灯火に飛んで来るのかわからなかった種の揺りかごでもあったようだ。
このイチジクの木はカミキリばかりではなくカメムシにも住処を提供していて、ツマキヘリカメムシやホウズキカメムシがコロニーを作っているのを奥方がぶつくさ言いながら駆除していた。いろいろな方法を試みていたが、あまり効果は上がらなかったようで、一時的に姿は見えなくなるがすぐに元の木阿弥。
木の至る所に穴が開き、年々木の勢い=実が少なくなって来て、2011年夏にとうとう切り倒してしまった。
当方にとっては木をとるか虫をとるかの選択でもあった。
イチジクを食害するキボシカミキリ/2010.09.25 自宅
( Youtube動画再生 03’18)
2017.03 タイ、Mae Ya 滝 チェンマイ県のオオバイチジク、2014年別の村でも撮影している。
2017.12.22 木に着いたままドライフルーツになっているのも面白いが、この木の育て方は一見に値する。根元から四方へ、地を這わすように枝分けさせている。
イチジク苗移植01_180314粟佐
( Youtube動画再生 01’34)
1.2mほどの高さに棒をわたしほぼ南北の方向に枝を誘引。上の写真から見ればかなり整理しているが、もっと整理した方が---
整理する前の状態。 枝先には乾燥した昨年の実。これでも挿し木をしてからまだ3年目。大きくなりすぎる前に誘引に着手したようだ。