竹(バンブー)Bambuseae

 2010.08.13 HHL 白カレン族の村 上の動画は最終日に村の水源に向う途中で見た自生状態の竹の様子。日本の竹林というと 竹の種類にもよるのだろうが この動画に見られるような一か処に固まっているというよりも、根茎が横に広がるに任せて1本1本がもっと離れていることが多いように見受けられる。

 丁度当方が村に滞在していた時期は、村の貴重な現金収入の糧であるタケノコの収穫時期であり、毎日背に負った大きな篭に大きなタケノコをいっぱい詰め込んだ村人を何人も見かけ、是非その収穫の様子を見たいと思っていたが、最後までその機会は得られなかった。この動画の竹が村人の収穫する大きなタケノコを採る竹と同じ種であるかどうかわからない。

 下段にタケノコを収穫して村に戻った婦人と加工作業を数葉加えた。

 篭の中のタケノコは既に表皮を剥がされ、更に実?の表面にもナイフが入っている状態となっている。森の中で動画のような竹の茂みのそばにタケノコの皮が捨てられているのを見ている。

 村営の加工場に運ばれたばかりのタケノコはほとんど真っ白。ドラム缶の釜で表面の部分だけということだが炊かれるうちに黄色くなってくる。次に冷やすためにプールのような水槽に浸けられ、その日のうちに村の外に出荷されて行く。  

2010.08.16 HHL 白カレン族の村

2010.08.16 HHL 白カレン族の村

2010.08.13 HHL 白カレン族の村

熱湯に浸けて表面の部分だけ煮る、芯までは火は通さない。

熱湯を潜り表面が黄色くなったタケノコをこの水槽で冷す

 ◆資料 白カレン族の村のタケノコと加工 /次ページにタケノコ資料を集約(下の静止画からリンク)

※日本の竹林の様子/2010.10.02 ガイコツ山付近の農家の竹林、HHLの竹(バンブー)の様に密集せず横に広がっている。

  一方、HHLのバンブーは地下茎ではなく株が別れる(分蘗/ぶんけつ)ことで増殖する=株立ちになるという差がある。

 ◆2012.10月 HHL/チェンライ 白カレン族の村の撮影記録

2012.10.12 HHL、2010年8月に来た時には丁度タケノコの収穫時期であったが、10月はその収穫時期は終わってしまっていたが、タケノコがまったく出なくなるのかというとそうでもないらしい。ここにUPした写真の中にも外側の数本はまだ皮をかぶった若い竹があり、残されている理由を尋ねたところ、採集する時期や量もさることながら、次の収穫を維持するため現在の株への負荷が最小になるよう様々な決めごとを課しているということだ。詳細については許可が得られれば別途資料にリンクさせよう。

2012.10月は山林内の竹を建材として利用するところを取材した。こちらについても映像の閲覧の許可が得られたらリンクを貼ることにしよう。

 ◆参考資料 /日本の竹にリンク

イネ科 タケ亜科 タケ連/バンブー

 ◆2010.08 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村
 ◆上段は2010年8月の記録、2012年10月、2013年2月、8月、以降の記録は下段に掲載
 ◆2013.2月 HHL/チェンライ 白カレン族の村の撮影記録

2013.03 HHL、この村に来て、山に入り、様々な自然の木々に囲まれると、都会の喧噪から解き放たれた喜びを感じる。日本人にとってはとりわけこの竹の姿に親近感(郷愁)を覚えるに違いない。と、ここまでは誰でもが感得できる感覚であり感想である。


すぐ上の写真は、HHLの自然が村人たちの手によって維持・保全されているということが表されている。


当方は数度の取材の中で森林緑化や換金性樹木の育成・栽培の支援活動を取材してきた。が、今ひとつ、村=自然と支援活動に溝があるように感じていた。それは、人と自然との関わりそのものに対する距離であるといっても良いかも知れない。熱帯季節林の恵まれた植生や樹種は人社会から隔絶していたから存続し得た。=人は介在しない=放置した方が良いという考え方がある。一方、特に人工樹林に顕著であるが、定期的に人工を加えないと山=自然が荒廃するという考え方もある。どちらが正しいか、またはどちらを選択するかは現実に対峙する人の都合によって決められる。つまり、自分自身がどちらの立場に立っているかを確認しないまま取材していたということなのだ。これからもこの命題を負いながら取材をして行くのだろう。

 ◆サイト内メニューリンク

2013.02 村で工作へ

2010.08 タイ植物 Top へ

2013.02 タイ植物 Top へ

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バンブー_2010Thai / 2010.08 タイ HHL

( Youtube動画再生  00’46)

 ◆2013.08月 HHL/チェンライ 白カレン族の村の撮影記録
 ◆2014.02 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村 「竹の花」

竹の花_1402Thai/ 2014.02 タイ HHL

( Youtube動画再生  01’15)

※2点の静止画は中谷克彦氏撮影/2014.3月 南尾根の防火帯清掃の帰路に撮影した竹の花。

 当方の動画の中にも中谷氏の静止画を引用している。

竹の花が咲くと枯れるというのは日本の竹も、タイの竹も同じ。日本の竹の場合には根茎が地を這うように延びて増えるのに対して、タイの竹(バンブー)は分蘗によって増える。タイの竹の場合には一群れが明瞭であるが、日本の竹は群れの姿がタイのもの程明瞭ではない。日本の竹の枯れはどのように進行し、どのような表情を見せるのだろう。

 ◆2015.02 タイ PYY/チェンライ 白カレン族の村

竹の花2_1502PYY

( Youtube動画再生  01’08)

 ◆2015.08 タイ HHL,PYY/チェンライ 白カレン族の村

タイ・元気な竹01_1508HHL

( Youtube動画再生  01’31)

タイ・枯れた竹01_1508HHL

( Youtube動画再生  00’53)

 ◆参考資料 /次ページ「タケノコ」にリンク
 ◆2016.02 タイ BMK/チェンマイ 白カレン族の村

タイ・BMKのタケ01_1602BMK

( Youtube動画再生  01’55)

タイ・BMKのタケ02_1602BMK

( Youtube動画再生  01’47)

Youtube の動画に附した説明文を引用


タイ・BMKのタケ01_1602BMK

タイ・BMKのタケ02_1602BMK

BMK=メークライ村/タイ、チェンマイ県北西部

BMKで良く目にした竹は大人の背丈程の高さに位置で直径7〜8cmの比較的細いものが多かった。例えば、ハリナシミツバチの養蜂巣箱を作る、当方の道楽でランの鉢を作るとなると、そのままではチョッと使えない。そこで、太いタケがないか探して見つけたのが後半のもの。前半は細めの良く見かけたもの。多分見かけの太さの違いだけではなく、異なる種や性質のタケのように思われた。後半の太い種の方も、根元近くは節と節の間隔が狭くハリナシミツバチの養蜂用には向いていない。反対に、ランの鉢に加工するには適当な間隔だろう。適材適所とは2種の異なるものを用いることでもあろうし、1本のタケ­でも異なる部位を使い分けるという事でもあろう。と、安易にまとめようとしているが、実際にはそう簡単には行かない事だらけ。

 ◆2016.08 タイ MHH/チェンマイ 白カレン族の村

MHHのタケ01_1608MHH

( Youtube動画再生  00’36)

BMHHのタケ01_1608MHH

GONGOVA=Grassroots Overseas NGO Volunteer Activity Programme

MHH / タイ国、チェンマイ県南西部 白カレン族居住山村