クワ科 イチジク属 熱帯地方 常緑高木

ガジュマル/彫刻の木(彫刻のように見える木)

 今回のタイ滞在中数100枚の写真を撮影しているが、その中でも1、2を争う当方のお気に入りの写真である。

 彫刻の木というタイトルは、人体から皮膚を剥いで筋肉や血管の動きを露にした彫刻のように見えるという意味である。そんな陳腐な説明が不要なほどよじれ、ねじれ、緊張したさまは、更に大きな動きを呼び起こしそうである。

 人がガジュマルに惹き付けられるのはその度はずれた生命力というか包容力にあるのだろう。

ガジュマル/Ficus microcarpa

 ◆2010.08 タイ チェンライ市内
 ◆上段は2010年8月の記録、2013年2月の記録は下段に掲載
◆2013.02 タイ チェンライ市内 上と同じ木
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2010.08 タイ植物 Top へ

2013.02 タイ植物 Top へ

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 ◆参考資料/2005年4月 屋久島のガジュマル:リンクなし
 ◆2013.08 タイ チェンライ市内 上と同じ木(毎回挨拶に行っている)
 ◆2014.08 タイ HHL/チェンライ 南の沢を少し遡った斜面

 今回も上掲のチェンライ市内のガジュマルを見に出かけたが、大きなクレーン車が来て剪定中だったため近づくことも撮影も出来なかった。そこで、代わりというのもおかしいが、HHLの大きなガジュマルを紹介しておくことにした。

 これは元々は別の木が生えていてそれに絡み付いて成長したガジュマルが本家を絞め殺し、領地もろとも占拠したと思われる。

 この木の根方に「ブラック・キャット」が生えていてブラック・キャットの背景にも似合っているし、モンステラが這い上りつつあるので、数年後にはモンステラを纏った姿が、この木に更に堂々とした風格を与えるだろう。

 ◆2017.02 タイ BMHH/チェンマイ県 南西部 白カレン族居住山村

タイ・絞め殺しの木01_1702BMHH

( Youtube動画再生  01’14)

youtube動画に附した説明

 絞め殺しの木01_1702BMHH

ガジュマルの仲間、他の樹木の幹を伝って上に成長し、生育が旺盛なため支えとなった元の木を枯らしてしまう。絵としても物語としても面白い木。

GONGOVA=Grassroots Overseas NGO Volunteer Activity Programme

yasou.jp,GONGOVA 2017,BMHH,国際協力研修,自然環境資料

BMHH =Ban Mai Huai Hia, Chom Thong, Chiang Mai, Thailand