アブラナ科/タネツケバナ?

8月26日午前中で予定していた作業がすべて終わり、日没までの4,5時間がこの滞在中最初で最後のまとまった自由時間となった。そこで、ホテルに近いハイドパークに場所を決めて、そこに見られる野草を時間の許す限り観察し撮影しようと考え実行した。とはいえ、一人で動くことになるので、仕事のビデオカメラ、三脚、簡単な照明機材一式をバッグに詰めたキャリーを転がしながらとなるので、キャリーが使えなくなる草むらには入り込むことは出来ない。遊歩道もしくは人の踏み跡のあるところで探すしかなかった。

このイギリス編の多くはこの時撮影したものである。

このタネツケバナに似た花は木材のチップ(バーク)でマルチンクされた植え込みで、チップとチップの隙間から顔を覗かせていた。数株まとまっていたが、他の場所では目につかなかった。花の大きさは5mmあるかないかで、日本のタネツケバナとほぼ同じ大きさ。日本のタネツケバナは苗を田に植え替える(田植え)の時期を知らせる花として知られるように春に多く見られる花であるが、ここでは8月も終わりに近い頃に咲いていた。

エクセターは天候も良くなかったが寒かった。ロンドンは少しは暖かいかと期待をしたが、エクセターと変わらず寒かった。日本の田植えの時期と変わらない気温(15〜20度)であれば不思議でもないか。

 ◆2008.08.26 イギリス ロンドン

アブラナ科 タネツケバナ属 多年草 

2002.04.13 自宅  タネツケバナ

 ◆参考資料

2002.04.13 自宅  タネツケバナ