ロンドン/London
ロンドンではロケ最終日、午前中に大英博物館での撮影を行った後フリータイムとなった。千葉大の先生方はビックベンほか静止画で収録しきれていないところを精力的に回るということだったが、当方は腰を庇いながらビデオ機材を担いで動きまわるのが少し負担だったので、一足早くホテルに機材を置きに戻ることにした。ロンドンの野草は、そのホテルに戻る途中のハイドパークで撮影したものである。
従ってロンドンの風景の写真は数える程しかない。
というか、仕事で目的があるときはそんなことは言っていられないが、地方都市や村の美しい様子を見て来た目にはロンドンの都市空間に美しさや魅力が感じられなかった。
ハイドパークでの野草の撮影はその反動だったのかも知れない。また、野草の撮影は座り込んで撮影すれば良いので疲れることもないし。
右下の写真はアメリカでもメルボルンでもどこでも見れる何の特徴も個性もない写真だが、当方が中学生の頃の美術の教科書に出ていた西洋的な絵画技法の一つ、「一点透視図法」のサンプルに上げられていたユトリロやビュフェを思い起こさせシャッターを切った。他の3枚と異なるのは1階分の高さから見下ろしている。ただそれだけ。
2008.08.24 イギリス ロンドン
2008.08.24 イギリス ロンドン
2008.08.24 イギリス ロンドン
2008.08.24 イギリス ロンドン